野菜&果物の美養栄養学

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空腹ホルモンダイエット6~空腹時に出現するホルモン、食欲をそそるホルモン

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私たちのカラダは、空腹の時も満腹の時も、様々なホルモンが分泌されています。「モチリン」、「グレリン」、「オレキシン」、「レプチン」、「アディポネクチン」といった成分は空腹感や食欲をコントロールするホルモンの代表格。食べ物に含まれる栄養素の類ではなく、カラダが自然に備えている成分なのです。

「お腹が空いた」と感じる食欲中枢は脳の視床下部にあり、空腹感をコントロールしている満腹中枢と摂食中枢で構成されています。お腹がグーッと鳴って空腹を知らせてくれるのは小腸から「モチリン」が分泌された時と考えられています。

その後、胃が空腹を察知して「グレリン」という消化ホルモンを分泌させて食欲をかき立てます。グレリンは別名「若返りホルモン」という名もあり、胃が空っぽ状態だと、老廃物の除去のお手伝いをして、ダイエットの強い味方となりますが、人間に飢餓を知らせるホルモンでもあるため、食欲旺盛になる傾向もあります。

また、食べ出すと、さらに食べたい!食欲が止まらない!といった過食に走らせるのは、「オレキシン」という成分の仕業です。オレキシンは神経細胞を興奮させるので、食べ物を見たら目の色が変わる、バイキングで何度もお代りに行ってしまう、という行動を起こさせる犯人でもあります。ダイエットを心がけている時は、バイキングや、スナック菓子など、「食べだすと止まらない!」という類の食事は避けるようにしましょう。

その一方で、腹八分目で自分の食欲を制することができれば、食後20分後ぐらいから、「レプチン」というホルモンが脂肪細胞から分泌されます。レプチンは、食べ過ぎを誘うオレキシンの過剰分泌を防ぐ作用もあるので、ダイエット効果が期待できるのです。

このように、空腹と食欲のメカニズムを知っておくと、食べ過ぎてしまった時の理由や、その後の対応などが自ずとわかってくるでしょう。食べ過ぎは自分の意志が弱いからではなく、体の仕組みがわかっていれば、防げることかもしれません。