野菜&果物の美養栄養学

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空腹ホルモンダイエット7~グーッと鳴るのは“モチリン”の仕業

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ヒトを含む、哺乳類の動物は小腸の入り口に食べ物を待つ機能があり、胃から食べ物が送られてこないと、小腸からモチリンと言う消化ホルモンが分泌されます。

モチリンは1972年に豚の小腸から発見されたホルモンで、その後、ヒトでも同様に発見されました。モチリンは、空腹時に90~100分間隔で血液の濃度を変動させ、空腹のピークにさしかかった時に、胃を強く収縮させて、胃に残っているかもしれない食べ物を小腸に送ろうとする働きがあります。その時にお腹がグーッと鳴ると考えられています。お腹が鳴る要因は、空腹だけに限りませんが、空腹時にお腹が鳴った時は「モチリンが働いている!」というサイン。すぐに何かを食べたりせず、しばらく空腹感を楽しんでみましょう。

空腹になればなるほど、モチリンの分泌は増えていきます。モチリンの生理作用として胃が空っぽだということが腸に伝わると、消化管内に溜まった老廃物が効率よく体外に排出されることになり、腸まで空っぽになっていくのです。ダイエットの基本は、 “美腸”を目指すことでもあるので、空腹時にしか分泌されないモチリンは、少しでも空腹時間を長くして、分泌量を増やしておきましょう。

モチリンは、腸を空っぽにするお手伝いをするほかに、胃酸の分泌や、膵臓から消化酵素であるアミラーゼの分泌も促します。そのため、空腹をしっかりと感じた後の食事は、消化作業が準備万端なのです。この習慣を毎日続けることで、太りにくい体質へと改善されていくでしょう。