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野菜&果物の美養栄養学

野菜ソムリエ上級プロが、野菜や果物のお話とレシピ、ダイエットなど「食と健康」「食と美養」情報を発信するブログです。

空腹ホルモンダイエット10~満腹中枢が働くと現れる痩せホルモン“レプチン”

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食事を腹八分目に抑えておくと脂肪細胞から分泌される“レプチン”というホルモンが、満腹中枢を刺激して、「お腹がいっぱい」というサインを送ってくれます。ただ、食後20~30分後に分泌されるので、食事はダラダラと食べずに、少し物足りないと感じても、レプチンが分泌されるのを待つ習慣をつけましょう。

食事の時に、「さあ食べるぞ!」と、よく噛まずに急いで食べてしまうと、いつまでも満足できずに、食べ過ぎてしまいます。カロリーの高いものを食べるよりも、お腹がいっぱいになりすぎるまで食べる方が胃への負担は重くなります。ヘルシーでカロリーの低いものは、時に味気なく感じ、味覚が満足しないので、食べ続けてしまう傾向があります。それなら、少々カロリーが高くても、味覚が満足するものを少量食べて、食事を終わらせましょう。そうするとレプチンの働きがしっかりと感じられて、その後の食欲もセーブできます。

レプチンは食欲を抑えるだけでなく、摂取エネルギーの燃焼にも役立ちます。体内でエネルギーが燃焼されると、体脂肪や皮下脂肪もどんどん燃えてスリムになってくるので、レプチンもしっかりと分泌させて、ダイエットの味方につけておきましょう。そしてレプチンは甘味を抑制することも近年の研究で明らかになっています。スイーツを食べると幸せな気分に浸れるのは、甘味が脳に快情動をもたらすため。レプチンは甘味も抑制し、摂取エネルギーの調整にも役立つのです。

レプチンの分泌に役立つ栄養素は“亜鉛”。亜鉛は牡蠣、鰻、スルメ、ホタテ、シシャモ、たらこ、あさり、レバー、赤身肉、大豆、ほうれん草、オクラ、さやえんどう、ひじき、蕎麦、アーモンドなどに含まれています。これらを食べてすぐにレプチンが分泌されるわけではありませんが、体内に蓄積される栄養素も食事から補わなければいけないので、亜鉛がカラダにストックされるように日頃の食事で補っておきましょう。

【参考文献】

・『基礎栄養学』第2版,第一出版株式会社,14-15,2012
・『食欲促進物質エンドカンナビノイドは甘味を増強する』.九州大学広報室,PRESS RELEASE,2009/12/18