野菜&果物の美養栄養学

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空腹ホルモンダイエット12~連日、食事会が続く時の対処法

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空腹ホルモンダイエット

[準備編]1週目 食べ過ぎるクセを治そう!

空腹ホルモンを分泌させてダイエットの味方につけるには、しっかりと空腹時間を設けることが必須です。最初の一週間は、ダラダラと食べるクセを治す準備期間。一日一項目ずつ読んで、食べ過ぎがいかにカラダに良くないか、ということを理解しておきましょう。

■1日目 連日、食事会が続く時の対処法

仕事や女子会、ママ友などのお付き合いで外食が重なる機会が多いと、ダイエットの機会を逃しがちですね。しかし、女性の目線は厳しいもの。「最近、痩せましたね?」「肌がキレイになりましたね?」などという会話に焦りを感じてしまう人も少なくないでしょう。いつも食べ歩いているのに、スリムで美しい女性がいる一方、なぜ自分は食べるものに気を遣っているのに太ってしまうのだろう? と落ち込む必要はありません。食事会の出席率が高く、人前でよく食べる印象のある人でも、スリム体型をキープしているからには、何らかの努力をしている証拠です。

太っている人はだらしがない、判断力に欠ける。スリムな人は几帳面、頭脳明晰な人が多い!など、一般に体型によって、おおまかな性格の謂れがありますが、あながちウソではありません。スリムな人は「食べる時は食べる!」と決めて、その前後の食事をセーブしたり、翌日は野菜ジュースやノーカロリーのドリンクだけで過ごすなど、メリハリのある食生活を送っていることが多いのです。その結果、カラダも食べている時間、消化する時間、代謝する時間などを集中して設けることができるので、脳や各器官に必要な栄養や成分が届けられ、脂肪が蓄積される原因も減るので、スリムな体型と決断力も手に入るのです。

一方、食事会でご馳走を食べるとわかっていても、前後の食事をしっかりとったり、「消化を促してくれる●●をご馳走前に食べておこう!」と、流行のダイエットフードを食間に食べたりと、頻繁に食べる機会を作っていると、空腹ホルモンは分泌されません。胃の中に常に食べ物がある状態なので、体力や思考力も消化作業に奪われてしまうのです。これは、時間も決めずにダラダラと仕事や家事をし、結局何も捗らなかった!という状況と同じこと。カラダも常に消化作業に追われているので、栄養分を代謝する時間ができなくなり、老廃物も溜まっていく一方なのです。結果カラダは太っていき、食べ物からせっかく得た栄養も脳や肌にまで回らなくなるのです。

過去の記事でも触れた、5種類の空腹ホルモン「モチリン」、「グレリン」、「オレキシン」、「レプチン」、「アディポネクチン」も合わせて考えてみましょう。

例えば、「今日の夜はご馳走を食べる!」とわかっているので、朝は果物と野菜の入ったスムージーのみ。お昼を頑張って抜いた場合、モチリンが分泌されて、空腹のサインを胃に送り、次に胃の中に入ってくる食べ物の消化をスムーズにするべく、胃酸やアミラーゼの分泌を始めます。そして胃が空腹のサインを受け取るとグレリンが分泌されます。グレリンは食欲旺盛にするホルモンですが、ここでガマンしておくと、成長ホルモンが分泌されて、体内やお肌のアンチエイジング効果が期待できます。ここでの空腹をガマンする忍耐力は、体内の脂肪酸から分泌されるアディポネクチンの力。同時にカラダに溜まっている体脂肪や皮下脂肪の燃焼、老廃物が溜まった血管の修復作業を行います。

ここまでガマンして、夜の外食を楽しめば、体内の消化酵素も準備万端なので、よく噛んで頂けば、次の日の体重増加の心配がいくらか軽減できます。お腹が空いている分、食欲をどんどん刺激してしまうオレキシンの存在を思い出せば、腹八分目でストップできるでしょう。仮に食べすぎてしまっても、デザートの後は、2次会で出された食品に手を出さなければレプチンの働きで満腹中枢は満たされ、自然と「もうお腹がいっぱいです」とお断りセリフが出てくるでしょう。次の日の朝食は、まだ胃に残留物がある可能性があるので、食べ終わった時間をだいたい覚えておき、最低12時間、できれば16時間経ってから頂くと、老廃物が溜まって体脂肪になるのを防げるでしょう。

ご馳走前の食間に何か食べてしまうと、空腹ホルモンが十分に分泌されず、オレキシンが猛威を振るって、お腹がいっぱいになってもさらに食べたくなります。一度“ドカ食い”傾向に陥ると、数日間、食べたい願望に囚われる可能性もあるので、体重調整が難しくなります。後で苦労しないためにも、空腹ホルモンを味方につけて、数時間の忍耐を実行してみましょう。ご馳走を食べるとわかっている日だけなら、実行できそうですよね? 会食が重なる日も、頑張ってこの空腹サイクルを利用して乗り切ってみましょう。

人の目がある場合は、少食だと失礼にあたる場合もあるので、会食のある日は、前後の時間帯で、しっかりと空腹時間を作って、ご馳走を消化しやすい環境を作っておきましょう。