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野菜&果物の美養栄養学

シニア野菜ソムリエが、野菜や果物のお話とレシピ、ダイエットなど「食と健康」「食と美養」情報を発信するブログです。

空腹ホルモンダイエット14~スイーツがクセになってしまった時は

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空腹ホルモンダイエット

[準備編]1週目 食べ過ぎるクセを治そう!

■3日目 スイーツがクセになってしまった時は

女性はスイーツに目がない人が多いですね。甘美な気分に浸れる嗜好品として、たまに頂く分には問題ありませんが、今はコンビニに行けば、駄菓子から、ケーキやクッキー、マカロンといった高級菓子の類まで、簡単にしかも、リーズナブルな値段でいただける時代になりました。そのためか、「仕事前のおやつ」「家事の合間の一休み」「ランチのデザート」「15時のおやつ」「残業時のおやつ」「夕食のデザート」そして「帰宅後のご褒美」「お風呂上がりのアイス」などと一日に何度もスイーツを食べ続けている人も多くなりました。ここまで食べていなくても、日に数回は食べているのではないでしょうか? スイーツは食事以外のライフスタイルの一部になりつつあります。

これに比例して、現代女性の二人に一人は冷え症で悩んでいますし、生理前にちょっとしたうつ状態になるPMSがひどい女性も急増中です。これに加え、頭痛、肩こり、腰痛、不安になりやすい、プチうつ、小食なのに体重が減らない、怒りっぽい…これらの症状もスイーツが原因と言っても過言ではありません。

デパ地下で買える高級スイーツも、コンビニで買える安価なスイーツも、原材料の大半を占めているのが砂糖と小麦粉です。特に砂糖は白く生成された“ショ糖”が使用されており、GI値(グリセミック・インデックスの略で血糖値上昇指数)が90以上と一番高い食品。そして白く生成された小麦粉もGI値は高く、炭水化物なので、体内では糖として処理されます。これらの糖は食べるとすぐに血糖値を上昇させ、その後すぐに急下降します。この時に脳からはアドレナリンが過剰分泌されて、ヤル気を通り越して、頭痛を引き起こしたり、首や肩回りの血流が悪くなって、肩こりにもつながります。またインスリンが追加分泌されて、約50%の糖が肝臓に蓄積されますが、残りの50%は、全身の細胞に取り込まれて、今度は血糖値が下がっていきます。1]こうして冷え症などの不調にもつながっていくのです。

摂りすぎた糖は、まだまだ体内で余っているので、筋肉にも蓄積され、乳酸と言う疲労物質が溜まって、カラダは疲れやすくなります。そしてダイエットの天敵である、中性脂肪としても蓄積されるようになるのです。中性脂肪は、代謝しきれない糖が肝臓や脂肪細胞でグリセロールという物質に変化してできる脂肪細胞。これができてしまうと、糖質や脂質を代謝してくれる空腹ホルモン、アディポネクチンの分泌も難しくなります。

こうして、スイーツばかり食べて、甘味依存症に陥ると、せっかくヒトには自然の摂理で、ダイエットに有利になるホルモンが分泌される機能が備わっているのに、わざわざお金をかけて、自分を太らせているようなものです。スイーツの量を減らせば、自ずとカラダにもお財布にも優しい生活が待っているのです。

急にスイーツ断ちするのは難しいかもしれません。最近ではコンビニでも、マクロビクッキーと題した白砂糖を使用していないスイーツも買えるようになりましたし、甘味料を比較的血糖値が上がりにくい黒砂糖や甜菜糖、ラカントにシフトしたりして、徐々に減らすよう心がけましょう。まずはスイーツを食べる回数が多い人は一日に一回だけとし、体温が高い時間帯に食べるようにしましょう。昔から「三時のおやつ」と言われるように、15時前後は体温が高い時間帯です。しかし、ここでおやつを食べてしまうと、空腹ホルモンの分泌は少なくなるので、徐々にガマンするクセを習慣づけていきましょう。またランチやディナーの後も体温が上がっています。三時のおやつやお風呂上がりのアイスなど、食べる回数を増やすよりも、ランチやディナーをデザートまで食べて、後はしっかり空腹時間を確保するのも得策です。

糖質は体脂肪を作りやすい! そして空腹ホルモンの分泌も妨げる、ということを頭に入れながらスイーツを食べると、徐々に食べる回数も減っていくでしょう。

【参考文献】
・日本糖尿病学会 編:糖尿病専門医研修ガイドブック 改訂第5版 診断と治療社:4, 2012