野菜&果物の美養栄養学

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空腹ホルモンダイエット15~とにかくよく噛んで早食いグセを治す

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空腹ホルモンダイエット

[準備編]1週目 食べ過ぎるクセを治そう!

■4日目 とにかくよく噛んで早食いグセを治す

空腹ホルモンを味方につけるには、ある程度のガマンも必要となってきますが、食べ物の制限や食べる順番などが面倒な時は、とにかく、どんな食べ物でも、よく噛んで食べてみましょう。1口約30回噛むと、食べ物が胃に流れ着くまでに粥状になっているため、胃への負担が軽くなります。また、もともと唾液の中にある消化酵素“アミラーゼ”の分泌も高まるので、さらに胃の負担が軽くなり、その後の各器官での消化作業もスムーズになるでしょう。よく噛んで食べることの醍醐味は、早食いや大食いを防げることもあります。噛んでいるうちに、「たくさん食べたい!」という欲求も減ってきて、レプチンの分泌も促し、お腹がいっぱいになりやすいのです。

アミラーゼは主に、炭水化物に含まれるデンプン質の分解を得意とする消化酵素です。特にご飯やパン、麺類、スイーツ好きの人は、お米や小麦粉などのデンプン質を大量に摂取していることになるので、よく噛んでから呑み込むようにしましょう。炭水化物は体内で糖質に変わることに違いはありませんが、アミラーゼの影響で胃での消化作業が軽減される分、カラダへの負担は軽くなるのです。

またよく噛まずに飲み込んだ食品は、せっかくそこに様々な栄養素が含まれていても、分解される機会をなくして、そのまま大きな物質の固まりとして体内に留まるので、いろんな器官を傷つけたり、消化不良を起こして、体調不良にもつながります。単に空腹をしのぐだけの食事は、食べ物の味わいも、栄養もカラダに吸収することができないため、やがて、老廃物となって行き場がなくなり、体脂肪や皮下脂肪に“余分な脂質”として蓄積されることになります。これが“太る”ということでもあるのです。“早食いは太る”と言われる所以です。前の項での繰り返しになりますが、老廃物がもとでできた中性脂肪が増えると、ダイエットの味方となる空腹ホルモンの分泌が難しくなり、満腹感が得られないまま、どんどん食べしまうので、大食いにもつながるのです。

“よく噛む”これを実行するだけでも、“太りにくい体質”への第一歩となるでしょう。アミラーゼは、大根や蕪などに含まれているので、“よく噛む”行為が習慣づくまでは、食べ物から取り入れてみるのもいいでしょう。