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野菜&果物の美養栄養学

シニア野菜ソムリエが、野菜や果物のお話とレシピ、ダイエットなど「食と健康」「食と美養」情報を発信するブログです。

空腹ホルモンダイエット16~食後20分以内に早足で歩くと太らない!?

空腹ホルモンダイエット

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空腹ホルモンダイエット

[準備編]1週目 食べ過ぎるクセを治そう!

■5日目 食後20分以内に早足で歩くと太らない!?

別名「肥満ホルモン」と呼ばれるインスリンは、食後約30分後に出始めます。インスリンは決して悪者ではありませんが、過剰分泌されると、体脂肪をせっせと作って、カラダを太らしていくのです。

お腹いっぱいに食べ過ぎた時は、その後、話し込んだりしてゆっくりしていると、あっという間に30分が経過してしまいます。インスリンが分泌される前、少なくとも、食後20分以内に、やや速足で歩いたりして軽い運動を試みるようにしてみましょう。食後すぐなので、走ったり、本格的なエクササイズはタブーですが、早足で歩く程度の運動なら、カラダに負担もかかりません。ようは、インスリンが分泌されてしまう前に、「グルット4」という糖の輸送体を体内で増やしておくことが目的です。グルット4量は運動をすると体内に現れる酵素で、体内に増えてくると、ブドウ糖を細胞内に取り込んで、インスリンの分泌を抑える働きがあるのです。そうすると、すぐにブドウ糖が脳などのエネルギー源として働くため、食後に仕事や勉強をしなくてはいけない時には効率もUPするでしょう。また脂質も代謝してくれる酵素でもあるので、余分な体脂肪を燃焼してくれるのです。

グルット4はたんぱく質でできており、運動すると量が増えるので筋肉中に潜んでいます。しかし、ほとんど運動をせず、カラダに体脂肪が蓄積された状態だと、グルット4はどんどん減少していき、グルット4が持つ、糖や脂質の代謝と言うダイエットには嬉しい機能が働かなくなってしまうのです。臨床では、グルット4が過剰分泌されても、ヒトのカラダへの悪影響は見られず、むしろ、肥満の行く末でもある糖尿病の予防や治療に有効だということもわかっています。少しでも体内の筋肉にグルット4の蓄えがあると、空腹ホルモンの他にもダイエットの味方が増えることになります。こうして見ると、ヒトにはお金をかけなくても、体質改善できる要素がたくさん眠っているのです。過激な運動は、時としてカラダにダメージを与えてしまいますが、エスカレーターではなく、駅の階段を利用する、バスやタクシー利用を控えて自転車で移動してみるなど、日頃の生活習慣で、程度の運動を取り入れてみましょう。

【参考文献】
江崎治:生活習慣病予防のための食事・運動療法の作用機序に関する研究.日本栄養・食糧学会誌,第59巻 第6号:323-329,2006