野菜&果物の美養栄養学

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空腹ホルモンダイエット26~空腹感は慣れ!? 誘惑に勝つことが分かれ道

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空腹ホルモンダイエット

[実践編]3週目 “食べない”ダイエットがいいの?

空腹ホルモンダイエットは、2週目までを終えていかがでしたか?
カラダが変わってきていませんか?
便秘が解消され、あれほど好きだったスイーツもさほど食べたいとは感じなくなったのではないでしょうか?
早く結果を出したいなら空腹時間の確保と共に、時間栄養学やプチ断食も加えるとガクンと体重が落ちるかもしれません。

一方で、「一日ぐらいいいや…」、「ガマンできた自分へのご褒美」という怠け心がやってくるのもこの時期。1~2週目はカラダを慣らす時なので、思うように体重は減っていないかもしれません。それを「成果がない」と考えるのは早計です。カラダが慣れた3週目からが勝負なので、しっかり定着させましょう。

■15日目 空腹感は慣れ!? 誘惑に勝つことが分かれ道

“我慢”はダイエットのストレスになる、とよく聞くフレーズですが、これは自分を甘やかす言い訳ではないでしょうか? ずっと食事を食べたらいけないわけではなく、いつもの間食やつまみ食いのクセを治したり、数時間我慢して空腹期間を保つだけのお話。このちょっとした誘惑に勝てるかどうかが、ダイエット成功の分かれ道です。

スタンフォード大学で1960~1970年代に行われた心理実験で、マシュマロテストというものがあります。4歳の幼児に座ってもらい、机の前にマシュマロを一つずつ置き、「15分だけ我慢したら、マシュマロを2個あげる」と言って、15分の我慢度をテストしたものです。しかし、186名中、2/3の幼児が誘惑に負けて食べてしまい、後の1/3の幼児は15分我慢して、もう一個のマシュマロをご褒美にもらいました。その後、追跡調査が行わた1988年、15分我慢できた幼児は、進学校に進んで優秀な成績を収めており、15分我慢できなかった子供たちは、進学に悩んでいたというデータが残されています。その後の2011年にも追跡調査が行われ、15分我慢できた1/3の子だもたちは自制心に勝てる大人になっていたようです。

また、15分間の間、隠しカメラで子供たちを撮影しており、マシュマロを見たり、なでたりしながら我慢していた子どもたちは、結局誘惑に負けて食べてしまい、自制できた1/3の子どもたちは、マシュマロを見ないように、後ろをむいたり、窓の外を眺めたりして、マシュマロから関心をなくす努力をしていたようです。

この心理テストで何を思うでしょうか?4歳には戻れませんが、自制心を鍛える訓練は今からでもできます。「自分へのご褒美」「一日ぐらい…」と目先の誘惑に負ける自分に、スイーツや、お腹一杯食べることは、ご褒美になるでしょうか? 本当のご褒美は、スリムな理想の体型になることですよね。一生、スイーツやドカ食いをしてはいけない、というわけではありません。ダイエットをする!と決めたその期間だけは、キッチリと空腹時間を確保するクセをつけてください。ダイエットは慣れでもあるのです。

スイーツが我慢できないとわかっているなら、菓子類を買わないようにする、スーパーやコンビニのスイーツ売り場の前を通らないようにする。食べることを考えないで済むように、読みだしたら止まらない小説などを取り入れる、仕事や家事に没頭する、などして関心を他に移し、理想のボディを手に入れましょう。

ダイエットに限らず、物事を成功させたい時は、ある程度の我慢がつきものです。空腹を数時間我慢するだけで得られる、本当のご褒美を思い浮かべてみましょう。

【参考文献】

  • Mischel, Walter; Ebbe B. Ebbesen, Antonette Raskoff Zeiss (1972). "Cognitive and attentional mechanisms in delay of gratification.". Journal of Personality and Social Psychology 21 (2): 204–218