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野菜&果物の美養栄養学

シニア野菜ソムリエが、野菜や果物のお話とレシピ、ダイエットなど「食と健康」「食と美養」情報を発信するブログです。

空腹ホルモンダイエット28~プチ断食のススメ

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空腹ホルモンダイエット

[実践編]3週目 “食べない”ダイエットがいいの?

■17日目 プチ断食のススメ

人は食べたものを消化するのに一番体力を使います。胃を休めたり、消化作業を促すには、「何も食べない」ことも一つの選択肢。胃腸を休ませる時間が増えると、本来の消化機能や排出機能を取り戻せます。これが空腹ホルモンのグレリンやアディポネクチンの働きでもあります。

プチ断食は「ファスティング」という名で近年の美容特集で話題になっており、完全な断食ではなく、ある期間だけ、野菜ジュースや甘酒、酵素ドリンクのみで過ごすというもの。丸一日から三日間、一週間と期間は様々ですが、一日だけでも取り入れると、腸のお掃除にはもってこいです。

野菜や果物の繊維ごと飲む「スムージー」が日本でも流行りましたが、アメリカでは「ジュースクレンズ」と言って、野菜や果物の搾り果汁のみを飲むジュースが大流行。日本でも各大手家電メーカーがミキサーではなく「ジューサー」の販売に力を入れていて、今後日本でも主流になっていくでしょう。

このジュースは生の野菜や果物から食物繊維を取り除いて、搾り果汁のみを飲むもの。生の野菜や果物には体内での酵素の働きが期待できるので、デトックス作用が高まると考えられています。また取り除かれた食物繊維は「不溶性食物繊維」の方で、搾り果汁の中には「水溶性食物繊維」が含まれているのです。サラサラなので、わかりにくいですが、水溶性食物繊維は、物質ではないので、早くカラダに浸透し、各器官や血管の酸化を予防するのです。

近年の研究でも、野菜の抽出液を飲んで7日間のファスティング(プチ断食)を行ったところ、様々な病気を引き起こす活性酸素の発生を抑制し、各器官の酸化予防になったという報告もあります。そして気になる体重も平均3kgの減少が見られ、減った内容は余分な水分と脂肪ということです。

単なる食べないダイエットでは、体重が減っても、バストや筋肉から先に落ちて、肝心の脂肪や余分な水分は体内に残ったまま、ということが少なくないのですが、野菜の抽出液の酵素を取り込んだプチ断食なら、気になる部分が落ちていく体重減少となるのです。

いきなり7日間は難しいと思いますが、最初は朝食の時だけ実行し、慣れてきたら、週に1度だけ丸一日実行するなどして、プチ断食を取り入れてみましょう。

またプチ断食などで、カロリー制限をして飢餓状態が続くと、サーチュイン遺伝子がONになります。サーチュイン遺伝子は1999年にマサチューセッツ工科大学の研究グループにより発見された長寿遺伝子とも呼ばれるもので、メタボや糖尿病と言った肥満が原因の疾患予防になることがわかっており、ダイエットにも嬉しい遺伝子なのです。細胞の老化も防ぐので細胞レベルからアンチエイジングもできるでしょう。

プチ断食は空腹ホルモンダイエットを実行する際、強制ではありません。早くダイエット効果を得たい方は、ご自分の体調と相談して、適宜取り入れてください。

【参考文献】

  • 神林 勲・日下部 未来・福士 宗光・橋本 重子・武田 秀勝;野菜抽出酵素液を用いた短期間のファスティングがDNA酸化損傷に与える影響,年報いわみざわ : 初等教育・教師教育研究 28, 41-47, 2006
  • 白澤卓二;内科的アンチエイジング,順天堂醫事雑誌 59(4), 307-312, 2013