昨日は 『美髪を造る食生活13』~髪の生成に必要な栄養素-ミネラル編~ でミネラルを含む代表的な食品についてお話しいたしましたが、本日はそのレシピとしてお届けします♪
お肉の食べ過ぎや、肉食中心の方は、男性ホルモンのテストステロンが優位になり、抜け毛の原因の一つとなりますが、肉類も食べておかなければ、美髪は育めず、健康な頭皮も育ちません。肉類はミネラルを多く含んでいるので、野菜のビタミンやミネラルも一緒に摂取して効率よく美髪へとつなげていきましょう。
レシピの前に、本日の野菜のお話は「ほうれん草」です。
ほうれん草は鉄分が取れることで有名な野菜の一つで、貧血予防になる野菜として思い浮かべる方も少なくないでしょう。ほうれん草はその造血にもつながる、マグネシウムなども含みます。
ほうれん草はミネラルだけでなく、緑黄色野菜なので、β-カロテン(体内でビタミンAに)が多く、野菜の中でもトップクラスです。ビタミンAは頭皮や毛根の粘膜や細胞を健康に保つ働きもあるので、ほうれん草の摂取は美髪を育むのに有効な野菜といえそうですね。
ちなみにほうれん草に含まれる鉄分は非ヘム鉄なので、お肉と一緒に食べると吸収率がUPするでしょう。
ミネラルを効率よく美髪に♪豚肉の赤ワイン煮+ほうれん草ソテー
【材料】2人分
- 豚肉 細切れ200g
- オリーブオイル 大さじ1
- 玉ねぎ 小ぶりのもの1/2個
[調味料] - すりおろし生姜 大さじ1
- 赤ワイン 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- みりん 大さじ2
[ほうれん草ソテー] - ほうれん草 1束
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩・コショウ 適量
[つけあわせ] - キャロットラペ
過去記事『美髪レシピ6~頭皮の血流改善に!スライスして混ぜるだけ♪簡単キャロットラペ 』ご参照ください。
【作り方】
- 豚肉をパッドに入れて広げ、材料の[調味料]と共に30分ほど漬けておく。玉ねぎは薄くスライスしておく。ほうれん草は5cmほどの長さに切りそろえておく。
- 冷たいままのフライパンにオリーブオイルをしいて玉ねぎを入れ、中弱火で、玉ねぎが透き通るまで炒める。一度、お皿にうつして取り出しておく。
- 同じフライパンを拭かずにオリーブオイルをしきなおし、ほうれん草をソテーする。玉ねぎの甘味がほうれん草にもついて味わい深くなります。軽く塩・コショウして、お皿に盛っておく。
- 空になった3のフライパンに2の玉ねぎを戻し、1の豚肉を調味料ごと入れて、蓋をし、中火で5分ほど煮込む。豚肉に火が通ったら、強火にして、調味料の水分を飛ばして、できあがり。
- お皿に、ほうれん草ソテーとキャロットラペを添える。
【美養効果】
豚肉は亜鉛、銅、イオウ、鉄分などミネラル類も豊富。またビタミンB群も補えます。動物性脂肪は、一緒に摂る玉ねぎやほうれん草、にんじんがあれば、さほど気にする必要はありません。玉ねぎは同じくイオウが補え、加熱するとオリゴ糖の作用で甘くなり、整腸作用にもつながります。にんじんもβ-カロテンが豊富なので、頭皮の粘膜を健康に保つ作用が期待できるでしょう。
多種類の食材を、少量ずつ食べ合わせることで、ミネラル補給につながります。日頃から数種類の野菜を冷蔵庫にストックして、ミネラルを含む食材が効率よく美髪へとつながるよう、食べ合わせを工夫してみましょう!