野菜&果物の美養栄養学

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免疫力と野菜の関係6~免疫システムの司令塔”樹状細胞”カラフル野菜との関係は?

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今までの『免疫力と野菜の関係』の中で、免疫システムには、自然免疫と獲得免疫を操る伝達分子が存在しているというお話しをご紹介しました。本日は自然免疫と獲得免疫の相乗効果を測る、免疫システムの司令塔的な役割を果たす「樹状細胞」のお話です!

自然免疫と獲得免疫の相乗効果を測るには、両免疫の応答を結びつける樹状細胞が必要です。樹状細胞とは、枝のような樹状突起を持つ免疫細胞の一つで、風邪のウイルスやガン細胞など殺傷すべき外敵が現れた時、樹状突起を伸ばして、効率よく闘うのがこの細胞です。

その他の免疫細胞にも様々な指示を出しているのも樹状細胞。

「免疫システムの司令塔」とも言われています。

樹状細胞は、免疫細胞の中で、特に他の免疫細胞に外敵を教える「抗原提示能力」が優れている、という特徴を持っています。獲得免疫が効率よく働くかどうかはこの細胞の機能に関わってくるのです。

樹状細胞は、自然免疫だけで外敵を殺傷できない場合、自然免疫から獲得免疫への橋渡しをする役目があります。自らもウイルスを食べて封じ込め、その上で獲得免疫に指示を出して殺傷法を命じ、最終的に自然免疫も獲得免疫もコントロールします。

樹状細胞は、全ての免疫細胞を総動員させる力もあります。さらに獲得免疫を教育して外敵を記憶させることができる点も、樹状細胞の働きによるものです。

獲得免疫のT細胞は人によって機能の差はありますが、二十歳までに造られています。その後、外敵の殺傷能力は樹状細胞によって強化され活性化していきます。

そして強化された獲得免疫は、自然免疫を活性化させる様々な伝達物質を出すため、自然免疫も一緒に活性化することにつながります。

つまり、樹状細胞が免疫システムの司令塔と言われるように、司令塔がしっかりとしていると、全ての免疫細胞の士気が上がり、免疫システム全体の能力を高めることになるのです!

ガン細胞の活性化を含む、生活習慣病の免疫は、自然免疫の機能低下を防ぐことで、無数の抗原から身を守ることができ、また獲得免疫の機能を向上させることで、各抗原に適した殺傷能力が備わって、疾患予防につながると考えられています。

ここでも、「自然免疫の機能低下を防ぐ」ことが大切ということがわかりましたね。過去記事「自然免疫は毎日ガン細胞と闘っている~体内の粘膜を守る食べ物」のおさらいになりますが、外部と近い目、鼻、喉の粘膜が丈夫だと、それだけで免疫力の低下が防げるでしょう。

  • ビタミンACEを揃えて摂る!
  • タンパク質食品 + ビタミンC + 鉄分
  • ネバネバ食品

 過去記事の繰り返しとなるので、お手数ですが、こちらも合わせてお読みください!

 ネバネバ食材のレシピはご紹介しましたが、「ビタミンACEを揃えて摂る!」「タンパク質食品+ビタミンC+鉄分」は、5色ぐらい揃えた野菜サラダと、ローストビーフまたはスモークサーモンやまぐろ(刺身用)などのタンパク質食品を一緒にいただくと、免疫力UPレシピとなるでしょう。