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お節料理と美養01~縁起物野菜と健康作用

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新年あけましておめでとうございます!

2017年もどうぞよろしくお願いいたします★

お正月三箇日は、『お節料理と美養』ということで、昔から伝わるお節料理定番のメニューについて、触れていきたいと思います。

縁起物でありますが、豊かな暮らしと健康を願う意味が込められたお料理なので、しかと心に留めながら、お節料理を味わいたいものですね。

日本人の和食離れが進んだとはいえ、やはりお正月は和食ざんまいでしょう!

その昔、家庭の主婦は、洗濯機も掃除機も冷蔵庫もなかったため、家事が現代社会と比べ、とてつもなく大変でした。

お節料理はそんな主婦の方々がお正月三箇日ぐらいは休ませてあげよう!と保存食ばかりを、お重箱に詰め込んだご馳走でした。そのため、お節料理に詰め込まれたお料理はやや味が濃く、野菜が不足しています。

お正月は野菜が不足しがちなので、代表的な野菜が摂れるメニューといわれ、そして、その食材がもたらす健康・美養への影響をご紹介しますね。

   

三段重では、いちばん上の一の重が「祝い肴」と呼ばれ、甘めのお料理が中心に並んでいます。二の重に「酢の物」や「焼き物」、そしていちばん下の三の重に「煮物」料理が入るのです。

近年は、小世帯や、アレンジされたお節料理も多いので、一重のもの、二段のものなど形式にこだわりがなくなってきましたが、日本料理の伝統に則ったお節料理は、三段重が主流のようです。

全てのお料理を挙げるとキリがないので、野菜中心のお節伝統のメニューをご紹介します。

  •  栗きんとん…裕福な年に
    さつまいもと栗を「黄金」に見立てた縁起ものです。おせち料理には、ビタミンCが含まれている野菜が少ないため、ビタミンCが摂取できるさつまいもは貴重な存在ですね。甘く味付けされているので、食べすぎには注意が必要ですが、さつまいもや栗には食物繊維も豊富なので、適量なら整腸作用を促し冬太り対策となるでしょう。
  •  紅白なます…長寿と平安を!
    大根とにんじんを紅白に見立てた甘酢漬けです。お節料理に使われるにんじんは通常の橙色の西洋種ではなく、京にんじん(赤にんじん)と呼ばれる赤く細長いものです。大根は食べすぎた胃を守るジアスターゼ、にんじんからは胃の粘膜を健康に保つβ-カロテンが摂取できます。ストレスは胃に来ると言いますが、胃が健康なら平安な年となるよう、願いが叶うかもしれません!
  • 酢れんこん…先見性!
    れんこんは穴が空いているので、「遠くまで見通せる」「先見性のある一年を」という願いがこめられています。ネバネバ成分のムコ多糖類が胃腸を健康に保ち、また肌や体内の各器官の粘膜を守るため、乾燥肌やウイルス撃退効果も期待できます。
  • お煮しめ…たくさんいただき、健康を願う
    ごぼう、れんこん、里芋、にんじん、しいたけ、そして彩に絹さやなどが使われています。他のお料理に海の幸が多いので、それに対して「山の幸」としても扱われています。根野菜を多く使うので「根をはる」という意味も込められているようです。野菜を数種類同時にいただくと、足りない栄養素を補い合い、体の各器官を健康に保つ働きが期待できます。新年の健康を願うなら、野菜を食すべし!

昔からのいわれなので、諸説もありますが、野菜を食べる大切さは今も昔も変わらないと言えるでしょう。