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冷え性対策と野菜の関係02~冷え予防野菜~春の七草

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今月の連載では『冷え性対策と野菜の関係』をお届けしています。

第2回目の本日は、「春の七草」についてです。昔から野菜の乏しい冬の貴重な野菜として重宝され、暖房もない時代に人々の心身を温めてきた7つの野菜たちです。

平安時代から食べる風習が続いている日本の伝統食です。

1月7日に食べるから「七草粥」と思われがちですが、1月7日は「人日の節句」といって江戸時代に定められた日本の五節句のうちの一つなのです。

お正月にはやはり昔からご馳走がふるまわれ、お酒もおおいに飲んだので、暴飲暴食で疲れた胃を7つの野菜で休め、胃腸を温めるために食べられていたようです。

七草粥は、元祖、冷え予防食となりましょうか?

「無病息災」の願いも込められているので、7つの野菜の健康作用をざっと知っておくと、健康が一番大切なことだと感じるでしょう。

 

春の七草一覧

  1. せり(芹)
    セリ科セリ属の植物で、冬の時期になると一般のスーパーにもならび、「芹鍋」として鶏肉とシンプルに煮る鍋料理が仙台の郷土料理として有名ですね。
    食欲増進、神経痛、リウマチ、風邪などの解熱さようが期待できます。
  2. なずな
    アブラナ科アブラナ属の植物で、食用のぺんぺん草のことです。
    2000年前には栽培が始まっており、日本でも江戸時代にはせんじ薬の原料として使われていました。
    止血、消炎、消腫、腹痛、下痢、高血圧などの予防・改善に良いと伝わっています。
  3. ごぎょう
    キク科ハハコグサ属の植物。七草粥として食されますが、通常は健康茶などの用途で、野菜として食べられる機会は少ないです。
    江戸時代には草餅の原料として使われていたようです。
    咳を沈める、去痰、利尿作用などの作用が期待できます。
  4. はこべら
    ナデシコ科ハコベ属の植物。一般に野菜として市場には並ぶことは少ないですが、炒め物にすると美味しくいただけます。
    利尿、血流改善、母乳、胃腸炎、虫垂炎などの予防や改善に期待できます。
  5. ほとけのざ
    キク科ヤブタビラコ属の植物で、和名を「小鬼田平子(コオニタビラコ)」と言います。*シソ科オドリコソウ属のホトケノザは別物で、こちらは食用ではありません。
    胃炎、胃腸炎、胃のむかつき改善・予防など
  6. すずな(蕪)
    アブラナ科アブラナ属の植物で蕪のことです。
    胃のむかつき改善・胸やけ防止・消化促進などが期待できます。
  7. すずしろ(大根)
    アブラナ科アブラナ属の植物で、大根のことです。
    冷え性改善・予防、消化促進・二日酔い防止・胸やけ予防などが期待できます。

これだけの健康作用がある野菜を一度にいただけるのは、新年から光栄ですよね。

午前中に食べると縁起が良いなどのいわれもありますね。(諸説あり)

縁起物なので、お昼でも夕食でもいいので、前日の本日から、準備して明日の七草粥を堪能してください。