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感染症対策と野菜の関係02~「風邪」対策と予防食

 

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『感染症対策と野菜の関係』第2回目の本日は、「風邪」についてです。

2月の寒さは「真冬」と呼ばれるように、本当に足元から凍りつくように空気が冷たく感じますよね。この冷えが原因となって、免疫が下がり、風邪につながっているかもしれません。

風邪の正式名称は『急性上気道炎』と言います。文字通り気が通る鼻やのど、気管支が炎症してしまうのです。

しかし、周りを見渡してみましょう。風邪が大流行しているのに、うつる気配もなく、元気に過ごしている人がいらっしゃると思います。ウイルスをはねのける免疫力が高いと言えますね。

風邪のウイルスとは?

風邪は、誰もがかかる身近な感染症と思われていますが、そうでもありません。ほとんどがウイルスの感染によって起こっています。風邪を引き起こすウイルスは200種類以上もあると言われていますが、冬にかかりやすいウイルスは「コロナウイルス」と「RSウイルス」が代表的です。また後日ご紹介しますが、風邪の症状はインフルエンザとも似ていますが、感染源のウイルスは全く異なります。

風邪は、鼻からのど(咽頭や喉頭)までの空気の通り道「上気道」にウイルスが感染することで炎症が起こり、鼻水や鼻づまり、咳、くしゃみ、発熱、悪寒などの症状が現れます。

感染経路

風邪の感染経路は2つあり、感染した人の咳やくしゃみの飛沫に含まれているウイルスを吸いこむことで感染する飛沫感染があります。もう1つは、ウイルスが付いている場所に手を触れてしまい、その手で、鼻や口を触ることでウイルスが体内に浸入する接触感染です。

電車に乗る時は、ご自分が風邪でなくても、予防のために、必ずマスクを着用しておきましょう。満員電車でヘタに座れてしまうと、立っている人々からの息や咳、くしゃみの攻撃を浴びてしまいます。神経質になる必要はありませんが、つり革もウイルスの宝庫です。素手で触った場合は、必ず、手を洗う習慣をつけましょう。除菌タイプのウェットティッシュもいいですね。

冬に流行しやすいのはなぜ?

冬は気温が低く、空気が乾燥しているため、私たち人間の気道も防御機能が低下しています。そのため、ウイルスに感染しやすいのです。2月は気温が低い日が続きますが、暦の上では「春」ですし、日によって4月並みの陽気になったりと、短期間で気温や気圧が変わることもあります。そうなると、カラダの機能調節もおかしくなり、特に疲労やストレスが溜まっているビジネスパーソンは風邪のウイルスに負けてしまうのです。

「マスク」が全てではありませんが、マスクと手洗い、うがいの3つで、かなり予防になるので、使わない手はありません!

 

風邪がなかなか治らない時の注意点

風邪は、市販薬で治る程度ならいいですが、2~3日経っても治らない場合は、病院へ行く方が治りが早いでしょう。長引くようなら、中耳炎や肺炎などウイルスが他の部位に回って、違う疾患へと移行していく可能性が高くなります。ウイルスは、一刻も早くやっつけて、体内から末梢しなければいけません。

 風邪の予防食、摂るべき栄養

まずは、鼻からのどにかけての「上気道」の炎症を抑えるため、これらの器官の粘膜を修復また健康に保つ必要がありますね。それにはビタミンA・C・Eの3つを揃えて摂ることと、粘膜を造る材料となるタンパク質食品を食べなければいけません。

そしてスタミナが不足するので、亜鉛や鉄、ビタミンAも必要となってきます。

ウイルスをやっつけるには、殺菌作用のある香味野菜の摂取が効果的でしょう。

  • ビタミンA・C・Eが揃う食材
    緑黄色野菜全般(ほうれん草、にら、にんじん、かぼちゃ、小松菜など)
  • 亜鉛や鉄、ビタミンAを含む食材
    うなぎ、レバー、あさり、牡蠣など
    これらは同時にタンパク質食品でもあるので、一石二鳥ですね。
  • 殺菌作用のある食材
    香味野菜全般(生姜、ネギ、玉ねぎ、みょうが、にんにく、わさび、大根など)
  • タンパク質食品
    卵、納豆、大豆製品、肉類、魚介類

風邪の場合は、喉が炎症で腫れて、食べづらいこともあります。雑炊を召し上がる時は、卵を入れたり、牡蠣雑炊にしたり、お粥も白がゆだけでは、栄養十分とは言えないので、卵がゆ、鯛粥などにしましょう。そしてネギや生姜をトッピングし、できればほうれん草や小松菜も入れると栄養バランスが整うでしょう。

 

「風邪にはビタミンC」とよく聞くフレーズですが、実際に風邪の症状で咳がひどい場合、みかんやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類は咳をひどくしてしまう可能性があります。引きはじめで、まだ喉が痛くない時のビタミン補給としては◎ですが、喉の痛みや咳が出る時は、控えておきましょう。喉が既に傷んでしまった場合、上気道の粘膜は傷んでいます。修復できる食品を進んで食べるようにすると、改善が早くなるかもしれません。

自然療法ではミント(ハッカ)!

食品以外では、アロマテラピーなどの自然療法を取り入れるのもオススメです。

私が毎日実践しているのは、マスクにハッカ油を1滴だけしみ込ませておく方法です。純粋のミントのアロマオイルでも問題ありませんが、加工品もあるので注意してください。

「ハッカ」と聞くと、ミントと別物と思う方が多いのですが、実はハッカはミントの和名です。細かく言うと、種類は違いますが、効果効能はほぼ同じと考えて問題ないでしょう。ドラックストアに行くと、「日本薬局方」準拠の『ハッカ油』が買えます。

 

ハッカ油P 20ml

ハッカ油P 20ml

 

アロマショップよりも安価で購入できるかもしれません。

ハッカ油をマスクに1滴だけ垂らすと、慣れないうちは、キツク感じますが、鼻腔が殺菌されて健康な状態でも、鼻水が出てきます。これも一種の毒素排出なので、ズルズルさせずにしっかりと鼻をかんでください。この時の鼻水が透明なら健康な状態、黄色や黄緑色なら、風邪のウイルスが体内にいる状態です。早く出し切って、透明にしましょう。

マスクをした状態であえて、口呼吸すると、喉の奥が若干ヒリヒリとして殺菌されるのがわかります。そして、眠気覚ましにもなるので、仕事の集中力もかなりUPします。またマスクから漏れたハッカエキスが目にも届き、涙がじんわりと出てきて目の消毒もしてくれます。涙が出た後は、目もスッキリとしていいことづくめです。

風邪をひいて、病院へ行くことを思えば、ミント(ハッカ)の殺菌作用を取り入れるのはお安いものです。ぜひ食事療法と加えて実践してみてください!

※ハッカ油とマスクの併用は、筆者個人によるもので、科学的に証明されているものではありません。しかしミントに殺菌作用があるのは効能としてわかっている事実です。