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花粉症対策と野菜の関係09~【6】体温を上げる食べ物とは?

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花粉症も冷え性は大敵です! 冷え性は女性に多く、厚生労働省の統計では2人に1人が冷えで悩んでいるほど。女性は体質上、鉄不足になりやすいからと言われていますが、男性でも低体温の人が急増しているので、注意が必要ですね。

体温が低いと、第一に免疫力が低下してしまうので、花粉症が悪化する恐れがあるのです。

花粉症と冷えは関係ないように思いますが、どんな病気も結局キーとなるのは免疫力!体温が1度下がると免疫力は30%下がると言われています。一方、体温が1度上がるだけで!? 免疫力は500%以上UPします。数年前に、体温を37℃に保つ健康法が話題になりましたが、免疫力を維持するにはちょうどいい体温のようです。とはいえ、38度になると高熱になってしまうので、ヒトの体温の調整は難しいものですが、平熱が35度代の低温の人は、せめて36度代は保っておきたいものですね。

花粉症の緩和には、体温を上げる食材の代表格、生姜、にんにく、ネギはもちろん、ポリフェノールを豊富に含む野菜類や赤身肉なども摂取しておきましょう。

これらの食材は自律神経のバランスも保ち、自然免疫を高めてくれるでしょう。

 

体温を上げる食べ物、栄養成分

硫化アリル、アリシン

これらはイオウ化合物ですが、生姜、にんにく、ネギ、玉ねぎ、唐辛子、しそ、バジルなどの香味野菜に多く含まれます。発汗作用や体温を上げる作用があり、即効性があります。これらのたくさん入ったお料理を食べると汗が出てくるのはそのためですね。しかし、瞬時に体温を上げた後は、徐々に体温が元に戻ってしまうので、毎食取り入れるのが理想です。意外と多くのお料理のベースとなっているので、毎日食べ続けるのは、そう難しくないでしょう。

 調理例

  • ネギ:味噌汁、焼き鳥、ラーメン、うどん、蕎麦
  • 生姜:お寿司のガリ、豚肉の生姜焼き、ブリ大根など
  • にんにく:チャーハン、イタリア料理のベース、中華料理のベース
  • 唐辛子:韓国料理のベース、キムチ、金平ごぼうなど
  • しそ:お造りのつけあわせ、ちらし寿司、手巻き寿司など
  • バジル:イタリア料理、パン、ジェノバペースト

赤身肉

牛肉や羊肉、馬肉の脂身の少ない赤身部分の肉にはL-カルニチンという燃焼系のアミノ酸が含まれています。主に脂肪燃焼作用が有名です。ミトコンドリアという細胞内ではブドウ糖や脂肪は酸素を取り入れて燃焼しエネルギーに変換されますが、その時に体内の脂質をせっせとミトコンドリア内に運搬しているのが、L-カルニチンです。

「燃焼」というキーワードが繰り返されていますが、これが体温を上げる秘訣でもあります。肉類はどうしても脂質が多くなるので、必ず赤身肉を選んで取り入れましょう。馬肉は専門店で外食する他ありませんが、羊肉(ラム・マトン)は最近、一般のスーパーでも買えるようになってきましたね。

 調理例

  • 牛肉:肉じゃが(玉ねぎを入れること)、ニンニクと共にステーキ、生姜とともにすき焼きなど
  • 羊肉(ラム・マトン):L-カルニチンの含量は羊肉が一番多いので、香味野菜やハーブと共にラムチョップ、ジンギスカンなどにしていただきましょう。

白い野菜など

白っぽい野菜は意外と多いですよね。中には皮をむくと白い野菜もあります。総じて食物繊維や消化酵素を持っていることが多いですね。特に漢方の世界では白っぽい食べ物は、肺をうるおす効果があると伝わっています。冷えると肺も乾燥して、呼吸が乱れたり、脳が酸欠になるので、余計に鼻づまりが悪化する懸念も出てきます。白い野菜で肺も温めておきましょう。

 調理例:

  • 里芋:筑前煮、けんちん汁など
  • れんこん:酢れんこん、筑前煮、天ぷらなど
  • 大根:大根おろし、ブリ大根、おでんなど
  • ごぼう:金平ごぼう、筑前煮、豚汁など
  • 蕪:漬け物、ポトフなど
  • 玉ねぎ:ポタージュスープ・カレー・シチューなどのベース、肉じゃが、酢玉ねぎなど
  • ねぎ:みそ汁のトッピングなど
  • 白菜:鍋物、漬け物など
  • カリフラワー:フリッター、温サラダ、お料理の付け合せなど
  • 豆腐・豆乳:白和え、湯豆腐、ポタージュスープ、ソイラテなど

 数え上げるとキリがないですが、それほど、身近な調理例や食品に含まれている、ということです。何を効率よく食べるかを知っていれば、高価な薬やサプリメントに頼る必要はありません。日頃の食生活に足りないものをプラスして、平熱が少しだけ上げて、免疫細胞が花粉と闘いやすい体内環境を作ってあげましょう。