野菜&果物の美養栄養学

野菜ソムリエ上級プロが、野菜や果物のお話とレシピ、ダイエットなど「食と健康」「食と美養」情報を発信するブログです。

「野菜中心の食生活」を追求しすぎると、肌がザラついてくる!?

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ダイエットや健康、美容のために、マクロビやローフードなどベジタリアン生活を送っている方は、一見、ビタミンやミネラルをたっぷりと摂っているのでヘルシーで健康なイメージがあります。しかし、ビタミンやミネラルだけを摂取しても、三大栄養素の摂取が足りないと、効力が発揮されず、肌のザラつきの原因や、体力も衰えてきます。

野菜や果物に含まれている栄養成分は主にビタミンやミネラルです。五大栄養素の中には入っていますが、あくまで主役は三大栄養素である「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」で、ビタミンやミネラルは主役を助ける存在なのです。

またタンパク質と脂質を植物性食品だけで補っても、肌の潤いを保つNMF(ナチュラルモイスチャーファクター)、細胞間脂質、皮脂膜という3つの脂質量を潤すことができません。そのため動物性たんぱく質を避けた野菜中心の食生活を続けると、肌が飢餓状態となり、ザラザラとしてくるのです。

肌は約28日前後でターンオーバーを繰り返し、その過程で角質がはがれおちていきます。しかし、ターンオーバーのサイクルが狂い、角質がうまくはがれ落ちなければ、肌の表面の細胞がうまく分化・分裂しなくなるのです。そこで肌のザラつきが置きます。前述の3つの脂質量を潤すには、お肉や魚介類、卵などの動物性食品の摂取も必要です。

とはいえ、動物性食品の「ばっか食べ」も、三大栄養素の吸収や代謝を促すビタミンやミネラルが不足して、ニキビの原因になったり、太ってきたり、やがて生活習慣病につながってしまったりと問題が出てくるので、野菜類と動物性食品はバランスよくいただきましょう。

肌のザラつきを改善する食べ物

  1.  たんぱく質+脂質+ビタミンA+亜鉛
    「野菜中心の食生活」を既に送っている方は、この4つの栄養素を含んだ動物性食品を少量でもいいのでプラスすると、格段に栄養バランスがUPします。この4つの栄養素をバランスよく含んだ食べ物は、赤身肉、レバー類、うなぎ、あさり、しじみなどです。

  2. 鉄+ビタミンC
    過去のブログ記事でも何度かお伝えしている組み合わせ例ですが、鉄分はビタミンCをプラスだけで、格段に吸収率がUPしますね。1でご紹介した動物性食品にも鉄分が含まれています。それも動物性食品なのでカラダへの吸収が良い「ヘム鉄」です。これに、サラダや温野菜など野菜をつけあわせるとビタミンCが補給できます。デザートや食前にフルーツをいただくのもいいでしょう。

野菜に限っては、「ばっか食べ」をしても大丈夫な感じですが、やはり野菜だけの食生活も健康にはつながりません。せっかくの野菜摂取も、「たんぱく質欠乏症」になっては意味がないので、動物性食品と野菜のバランスを大切にした食生活を送りましょう。細かな数値は気にせず、動物性食品:野菜=1:2 としておけば、だいたいバランスがいいと言えるでしょう。