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生の果物を食べると糖尿病のリスクが減る!?

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4月11日(2017年)に発表されたばかりですが、イギリスのオックスフォード大学より、生の果物を食べていると、糖尿病の合併症のリスクが低減する、との研究発表がありましたね。

※参考:PLOS MEDICINE Fresh fruit consumption in relation to incident diabetes and diabetic vascular complications: A 7-y prospective study of 0.5 million Chinese adults

ご家庭によって、デザートやおやつなどに果物を食べる習慣のある場合とない場合がありますが、筆者は幼少の頃より、朝はバナナやオレンジ、夜は季節の果物と、1日に2回は果物を食べる習慣があったので、他界した祖父母も、健在の両親も、糖尿病の心配はありません。果物が功を奏していたのかもしれません。

周りを見渡してみると、メタボぎみかな…と思う方は、天然の恵みである果物よりも加工品のスイーツを好んで食べいる気がします。食後(または食前)に果物を食べている方は、過体重かなと思う方は少ないような気がします。

さて、果物は近年の糖質オフブームで、控えるよう推奨されているケースがありますね。果物は糖度が高いものもあるので、糖尿病や血管合併症などが懸念されていました。

しかし、先日、オックスフォード大学が発表した研究では50万人を対象に7年の歳月をかけて追跡調査をした結果、生の果物の摂取量の多い人は、そうでない人に比べて糖尿病の発症リスクが低いことがわかったのです!

また、すでに糖尿病にかかっている患者さんに関しては、生の果物の摂取量が多いほど、死亡リスクが下がっており、血管に関しては、微小血管と大血管の合併症のリスクの低下もわかりました。

本当は、果物が大好き!なのに、糖質オフの観点から、摂取を控えていた方は、果物を再度取り入れてみましょう。日本でも1日の果物の推奨量は120gです!

果物は「糖質」だけで考えると、高いものもありますが、炭水化物やスイーツ類のように加工された糖質ではなく、ビタミンやミネラルも一緒に摂るので、他の糖質と比べると血糖値上昇のリスクを心配しすぎなくても大丈夫だと言えます。

ただし、缶詰やジャムなどではなく「生の果物」に限ってですが、酵素も含まれます。また果物はキレイな色のものが多いので色素成分であるポリフェノール類も補えるので、抗酸化作用や、血流をよくしたり、細胞の活性化を助けたり、糖質・脂質・たんぱく質の代謝を助けたり、といった働きもあるのです。

糖質オフの観点だけで、果物の摂取を控えるのは、あまりにももったいないことです。

さて、国が推奨する果物の推奨量は1日120gですが、どれぐらいの量なのでしょうか?

  • いちご 中10粒ほど
  • ブルーベリー 1パック
  • みかん 中2個
  • リンゴ・梨・洋ナシ・桃 1個
  • バナナ こぶり2本
  • オレンジ 1個
  • グレープフルーツ 1/2個
  • キウイフルーツ 2個

一般のスーパーでもよく見かける果物の例に過ぎませんが、もちろん、その時に並んでいる果物は季節や産地によって、大きさが違います。あくまで平均的な量としてご紹介しています。1種類だけではなく、少しずついろいろな果物を組み合わせるのもいいでしょう。

生の果物を食べる機会も増やしておけば、抗酸化作用が体内で働き、血管も健康になっていくでしょう。