野菜&果物の美養栄養学

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旬を迎える「梅」の健康・美容作用~梅雨時期に増える”水虫”、”かかとの肌荒れ”にもオススメ

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ニュースを見ていると、各地で梅の収穫が始まっているようですね。早いところですと、一般のスーパーでも、保存瓶と共に青梅が並びだしましたね。私も以前、師事していた日本料理の先生に教えていただいてから、自分で梅干しを漬けるようになりました。

余談ですが、私が師事していた日本料理の先生の御子息が、NHKの土曜時代劇(総合18:00~)『みをつくし料理帖』の料理指導をされています。梅干しも登場するかしら~とわくわくしております。最後にその日のメインとなったお料理の作り方も放送されるので、必見ですよ!

さて、本題の梅のお話に戻りましょう。

※梅干しをご自宅で漬ける際、くれぐれも青梅のままで口にしないよう気を付けましょう。青梅はまだ熟していないので、アミグダリン(青酸配糖体)という毒性が含まれます。戦国時代には毒殺に使用されていた代物です。十分熟してから食しましょう。製品として「青梅ジュース」などが市販されていますが、これは食品メーカーが毒性を抜いているので、心配はありません。生の青梅に含まれています。特に小さなお子さまが口にしないように気を付けましょう。

 

梅干インナービューティー

梅干に含まれる健康や美容作用のある成分としては「クエン酸」が有名ですが、他に梅独自の「ムメフラール」という成分も注目されています。クエン酸と共に、血流を良くする効果が期待できます。

また梅干は、口に入れたとたん、「酸っぱい!」と感じる酸味がありますが、その時に、唾液から「パロチン」という別名”若返りホルモン”が分泌され、各器官の細胞を活性化し、日焼けや病気の元にもなる「活性酸素」を除去する働きもあります。

血流が良くなると、肌はもちろん、足裏やかかとと言った末端神経にまで食べ物の栄養が行き届くようになるので、冷え改善にもなり、良いこと尽くめです。

旬の「梅干」で足元ケア!?

梅干は、昔から外用としても使用されてきました。ちょっとした切り傷や、かかとや足のすねの皮膚が乾燥したり、硬くなったりするのを予防する作用が期待できるのです。

特に、かかとや足裏のガサガサは放って置くと、今からの季節は足元が蒸れやすくなるので、ひび割れのようになった足裏の皮膚から、水虫のもと「白癬菌(はくせんきん)」と呼ばれるカビが入ってきて、足に棲み付いてしまいます。

水虫は4人に1人とも言われるほど深刻なので、これからの足の乾燥肌は厳禁です!梅干の梅肉、または「梅酢」を、足裏からかかとにかけて、塗ってみましょう。梅干やお酢に含まれる「クエン酸」で皮膚が柔らかくなり、ターンオーバーも正常化してきます。自然療法として、塗り薬のかわりに。

 かかとの肌荒れは梅干しを食べることでも予防に

カラダの端にある足元は、特に冷えやすい部位です。また末端神経になるので、体内の栄養も届きにくいのです。それらにプラスして、合わないサイズの靴を長時間履き続けたりして、角質のターンオーバーが乱れ、足裏が分厚くなったり、かかとがガサガサしてしまうのです。

5月でも日によっては真夏日になるので、オシャレな方はいち早くサンダルを活用していることでしょう。前から見るとペディキュアで決めているのに、後ろ姿のかかとはガサガサとしていてはガッカリです。かかとは、階段やエスカレーターの昇り降りで、意外と人の目に付いています!

かかとまでツルツルとした美肌にするには、やはり血行をよくするのが一番です。かかとを含む、足元の皮膚にまで栄養が行き届いていれば、末端神経にまで栄養が行き届いていることになるので、顔を始め、頭皮や背中など他の部位の肌つやにも問題なく栄養分は行き渡るでしょう。

 

梅干しは内側からも外側からも健康や美容のトラブルを改善するパワーがあるようですね。日本人が古来より食べていたものなので、大いに活用しましょう!

 

【参考】

水虫-一般財団法人 梅研究会 
ムメフラール-一般財団法人 梅研究会