野菜&果物の美養栄養学

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女性のPMSの悩みは3種の脂肪酸の割合によって決まる?どの脂肪酸がPMSを軽減するのか?

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女性は、毎月訪れるPMS(月経前症候群)に悩む方も多いですね。人によっては月経中の痛みよりも苦痛に感じるので、原因と改善策は知っておきたいところです。PMSは子宮の細胞膜を造る3種の脂肪酸の割合の高さで痛みが決まってくるとも言われています。

PMSとは?

PMSとは日本語では「月経前症候群」のこといい、基礎体温が高めの「黄体期」と呼ばれる月経の2週間前辺りのことを指します。この時に伴う痛みは、子宮を収縮させて陣痛を起こすホルモンでもある「プロスタグランジン」という局所ホルモンによるものです。月経痛の市販薬もこの分泌を抑えるようにできています。頭痛や腰痛の他、ニキビの原因にもなるので、この脂肪酸の対処法を覚えておくと、PMS以外でも予防策となるでしょう。

「プロスタグランジン」の仕組み

子宮の細胞膜は「アラキドン酸」「EPA(エイコサペンタエン酸)」「γリノレン酸」の3種類が存在し、この中の「アラキドン酸」の割合が多いとPMSや生理痛の症状がひどく出ると考えられています。

PMSを和らげるには「アラキドン酸」を減らし、「EPA」と「γリノレン酸」の分量が多ければ軽減するかもしれない、ということです。

「アラキドン酸」の減らし方

サラダ油やマーガリンなどの加工油に含まれる「リノール酸」が体内に入ると「アラキドン酸」に替わります。そのためPMSの時期は揚げ物やパン、洋菓子類に入っているマーガリンを避けてみましょう。またPMS改善食としてビタミンEが摂れるナッツ類が挙げられますが、植物油で揚げているタイプのものは避けるようにしましょう。生やローストタイプのものを選んでみてください。

ちょっとしたおやつなどがPMSの原因になっているかもしれませんね。お肉からも摂取できるので、ひどい場合は控えめにするといいでしょう。

しかし、アラキドン酸は悪者ではありません。アラキドン酸の比率が高いと症状が出やすいので、全く摂ってはいけない、という意味ではありません。

「EPA」と「γリノレン酸」を増やす方法

「EPA」は、「アジ」「イワシ」「サンマ」などの青魚や、今から旬を迎える「カンパチ」がオススメです。「γリノレン酸」は食品では月見草オイルや、カシス種子油などからしか摂取できないので、サプリメントで取り入れるのもいいでしょう。

「EPA」なら、スーパーで手に入りやすい旬の魚介類でつらいPMSが緩和できそうですね。緑黄色野菜など色の濃い野菜も一緒に摂ると吸収が良くなるので、PMSがあまりにもつらい場合はお肉や揚げ物を避けて、メインディッシュは魚料理に徹してみましょう。

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