野菜&果物の美養栄養学

野菜ソムリエ上級プロが、野菜&果物の他、「食と健康」「食と美養」情報を発信するブログです。

大麦にはセカンドミール効果が!ごはんに混ぜて毎日食べると太りにくい体質に

f:id:miwamomoka:20170610214647j:plain

数年前から大麦が健康食としてTVや雑誌で取り上げられていますが、今年もその傾向が続いていますね。単なるブームではなく、大麦の健康作用が本物ということかもしれません。

大麦は、戦後の日本では白米に混ぜて炊き、よく食べられていました。昭和40年後半から白米中心へと変化していき、需要が減っていきました。しかし数年前から雑穀ブームが到来して、再び、注目! 元から日本人が食べていたものなので、体質にもあうようですね。

大麦と小麦の違い

小麦のグルテンが問題視されている中、大麦も同じく”麦”なので、グルテンを心配する方もいらっしゃいますが、その心配はありません。食品学上、小麦はグルテンを形成するグリアジンとグルテニンが主成分ですが、一方の大麦はホルデインが主成分なので、グルテン形成ができないのです。

大麦とごはんの組み合わせは日本人の体質に◎!

最近はお米売り場のそばに、大麦やハトムギ、その他の雑穀が並んでいますね。ごはんと一緒に炊いて食べるのがベストなので、買い忘れも防げていいですね。またごはんを炊きやすい2合から3合に適した量を小袋に入れて製品化されていることも多いので、使いやすいです。

こうした製品化された大麦は、食べやすいに精製されているのですが、米や小麦と違い、精製されても、食物繊維や抗酸化物質がそのまま残るので、全粒粉穀物と同様の作用が期待できます。また大麦には野菜などからでも摂りにくい水溶性食物繊維も豊富です。そして白米には精製の際、ビタミンB1やマグネシウムが取り除かれてしまいますが、大麦を一緒に炊くことによって、それらが補われるので、白米の足りない栄養を補強する存在でもあるのです。もちろん、白米だけだとGI値や糖質が懸念されますが、その問題も大麦をプラスすることによってクリアされるのです。

大麦に期待できる効果6つ

  1. 血糖値の上昇や消化吸収がゆっくり
    大麦には水溶性食物繊維のβ-グルカンが含まれています。粘性があるので、食事の消化吸収をゆっくりと行い、糖尿病や肥満の原因の1つとなる食後高血糖も防ぐでしょう。また消化吸収がゆっくりのため、腹持ちがよく、ドカ食い予防にもいいでしょう。

  2. 太りにくい体質に!セカンドミール効果
    食物繊維と共に小腸まで運ばれた、ごはんのデンプン質を分解してくれます。その作用も血糖値の上昇を防ぎ、また食欲をコントロールするGLP-1というホルモンが分泌されて、次の食事の血糖値上昇まで抑えてくれる働きが期待できます。これがいわゆる「セカンドミール効果」と呼ばれるものです。

  3. コレステロールの吸収を抑えて排出してくれる!
    コレステロールは肝臓で造られて、その後、小腸で分泌される胆汁酸が再吸収するので、太る原因になります。しかし大麦に含まれるβ-グルカンが、その作用を抑えてくれるので、コレステロール値の正常化にも期待できそうです。

  4. 食べ続けると内臓脂肪が減る!?
    1度の食事でも、上記1~3の効果が期待できますが、毎日食べ続けると、徐々に内臓脂肪が減って、いつしか太りにくい体質に改善されるでしょう。体内でのインスリンの無駄遣いも減らすことができるので、自然と脂肪がたまりにくくなる、と考えられています。

  5. 整腸作用
    消化吸収がゆっくりなので、食物繊維と共に、腸の中をゆっくりを進み、その際、腸壁にへばりついた老廃物などもおそうじしてくれます。またβ-グルカンが腸内細菌の影響で腸内で発酵すると短鎖脂肪酸が増えます。すると腸内は酸性に傾いていくので、酸の刺激で大腸の働きが良くなる、というおまけつきです。

  6. 免疫力UP
    5で述べた短鎖脂肪酸が、病原菌やウイルスをすばやく察知して感染を防ぐ作用があります。また腸の上皮細胞のエネルギー源にもなるので、腸のバリア機能自体を高め、ウイルスなどを撃退しやすい体制が整います。そして仮に体内に病原体やウイルスが入ってきたとしても、それを攻撃する免疫細胞を増やす働きも短鎖脂肪酸にもあるのです。

大麦の効果が大いに期待できるのは、水溶性食物繊維のβ-グルカンのお蔭かもしれませんね。大麦はリーズナブルな価格で購入できるので、夏までにヤセたい方には毎日簡単に摂り入れられる必須アイテムとなるでしょう。

 

もっちり麦 35g×12袋

もっちり麦 35g×12袋

 
はくばく 大麦効果360g×6袋[機能性表示食品]

はくばく 大麦効果360g×6袋[機能性表示食品]