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肉食ダイエットの最新の実情~豚の赤身肉はダイエットと長寿につながる?

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毎年様々なダイエット法が話題になりますが、「肉食ダイエット」も密かにブームが続いているようですね。数年前、世界中で話題となった『アトキンスダイエット』が火付け役?なのかもしれません。

その後も、イギリスのキャサリン妃が挙式前に実践されたと伝わるフランスの医学博士考案『デュカン・ダイエット』、そして日本のビジネスマンの間でもベストセラーとなった『シリコンバレー式・ダイエット』も肉食が推奨されたダイエットでした。

野菜は食べなくていいの?と思える内容のものや、ダイエットの実施期間を決め、その後、徐々に他の食べ物も増やしていくなど、考案者によって論点は様々ですが、最新の肉食ダイエットの実情はどうなのでしょうか?

豚の赤身肉で減量できる?

今年(2017年)5月に発表された、アメリカのデューク大学の研究によると、豚の赤身肉からタンパク質食をとると、減量につながるとのこと。

研究では、45歳以上の肥満女性80名を対象に、通常のタンパク質食品で(魚や植物系タンパク質)食事制限をしたグループと、豚の赤身肉でタンパク質(1食30g)を摂取したグループとに分け、6ヶ月間、追跡調査を行いました。

どちらのグループもカロリー制限食でしたが、タンパク質を摂る食品が違ったのです。その結果、どちらも同じく、開始体重よりも6%の減量につながったようです。

この研究で、肉食でも脂身の少ない豚の赤身肉なら、カロリー制限食に取り入れても減量効果が見られ、将来の健康を改善する助けとなることがわかったということです。さらに長寿となる可能性も示唆できますね。
※参考:『栄養学の最新発達』May 2017, 1 (5) e000703

脂質の多いお肉は、冒頭の3つのダイエットでもタブーとされていましたが、ダイエットでお肉をがまんをしていた人は、赤身肉を選んで購入するようにすれば、ストレスはなくなりそうです。

また、この研究では、お肉のみを食べる制限食ではないようです。

気になる豚肉の栄養成分は?

肉類の赤身肉には、L-カルニチンという脂肪を燃焼する成分が含まれています。また糖質や脂質の代謝に役立つビタミンB群も多く、特にビタミンB1が豊富です。

豚の赤身部分は、ヒレやモモの部位にあたり、食品学上でも脂質が非常に少ないお肉ということがわかっているので、ダイエットにはピッタリなのかもしれません。

ちなみに豚のロースやばら肉は脂質が多く、中でも飽和脂肪酸が多いので、体内で中性脂肪として蓄積されやすいので注意が必要です。

同じ豚肉でも、ダイエット中は、パッケージを良く見て、どの部位のお肉なのかチェックするようにしましょう。

豚肉と一緒に食べたい野菜

豚肉は料理によって、匂いが気になる時がありますが、殺菌作用のある野菜と一緒に食べると気にならないでしょう。また肉食はいい面もありますが、食べ過ぎると体臭や口臭の原因になることもあります。そのためにも消臭作用のある野菜もオススメです。

  • 殺菌作用のある野菜
    大根、生姜、みょうが、大葉(しそ)、ねぎ、たまねぎ、にんにく、わさび、ローズマリー
  • 消臭作用のある野菜・果物
    生姜、ねぎ、わさび、大葉(しそ)、ミント、りんご、レモンなどの柑橘類

柚子胡椒や、一味唐辛子などの香辛料もおススメです。りんごは動物性タンパク質を分解する作用があるので、サラダやデザートの他に、ポークソテーのソースなどに入れてもいいでしょう。

アメリカの研究報告をご紹介しましたが、欧米人と日本人はDNAや体質が違うので、100%日本人にあっているかどうかはわかりません。しかし、日本が長寿国となったのは、戦後、肉食が取り入れるようになってからですので、豚肉を食べる時のヒントに、そしてダイエット中に肉食を取り入れたい人のご参考になれば幸いです。