心臓突然死の報告は、数年前から後を絶ちません。
前触れは必ずあるようなので、
些細なサインも見逃さず、
生活習慣に気を配りたいものです。
以前は、心臓突然死といえば、
高齢者のケースが多かったのですが、
近年は、過労によるストレスで、
若年層での報告も増えています。
どのような対策があるのでしょうか?
突然死の予防はまず心筋梗塞と脳卒中から
突然死の原因は心臓か脳のどちらが原因となっていることが多く、
その代表的な疾患が、心筋梗塞と脳卒中です。
どちらも部位は違えど、血流の悪さが原因の1つです。
そして血流を悪くしている3大原因は、
- 喫煙
- 高脂血症
- 高血圧
と考えられています。
これらは、高齢者だけの問題ではなく、
若年層でも、
- たばこの吸い過ぎ、
- 揚げ物やスイーツ、アルコールの摂取のしすぎ
- 外食をはじめとする、塩分過多の食事
といった生活をしていれば、
あっと言う間に、血流の悪いカラダとなります。
血液サラサラ予防食材とは
手に入りやすい食材で、
血糖値や、血圧、コレステロールなどの改善効果が
期待出来る食材は次の通りです。
- 納豆
納豆に含まれているナットウキナーゼは、
血のかたまりである血栓予防の効果が期待できます。
また、水溶性食物繊維も含まれ、
血糖値のコントロールも期待でるでしょう。
しかし、血栓塞栓症の治療などで
ワルファリンという薬を服用している方は、
納豆含まれるビタミンKがワルファリンの作用を低下させるため
食べないようにしてください。
- 大麦、雑穀米
大麦や雑穀には水溶性食物繊維が含まれます。
水溶性食物繊維は、脂質や糖質の吸収を遅らせる働きがあり、
糖質がゆっくりと吸収されるため、
血糖値の上下が緩やかになるとかんがえられています。
白く生成された白米や小麦には含まれていません。
- トマト・パプリカ・ピンクグレープフルーツ
トマト、黄色やオレンジ色のパプリカ、ピンクグレープフルーツには、
リコピンが含まれます。
リコピンにはLDL(悪玉)コレステロールの酸化を防ぎ、
CRP(炎症のマーカー)を下げる働きがあると考えられています。
またこれらにはカリウムが多く、
血圧をコントロールする機能も期待できます。
- 青背魚、赤身魚
いわし、さば、あじ、ぶり、かつお、まぐろ、鮭など、
青背魚や赤身魚と呼ばれる魚を毎日食べるようにしましょう。
DHAやEPAといったオメガ3系脂肪酸が、
中性脂肪を下げたり、善玉(HDL)コレステロールを優位にし、
炎症や血管の詰まりを改善してくれます。
脂質の多い肉類の代わりに取り入れ、
血圧の健康を改善しておきましょう。
- ナッツ類
ピーナッツやアーモンドなどに含まれる脂質は、
悪玉(LDL)コレステロールを改善する作用が期待できます。
食べ過ぎはかえって、脂質過多になるので、
10~20粒程度を目安に取り入れましょう。
まずは、これらの食べ物で血液をサラサラにし、
タバコを吸う方は、徐々に本数を減らしていきましょう。
そしてくれぐれも暴飲暴食などでメタボ体質にならないことも必須です。
突然の命の危険は、
ちょっとした生活習慣の改善で守れるかもしれません。