野菜&果物の美養栄養学

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サラダ記念日にちなんで野菜を食べるメリットをご紹介!チェコの最新臨床報告

本日、7月6日は『サラダ記念日』ですね。
幼少の頃、母が俵万智さんの詩集を愛読していたので、
懐かしいです。

それにちなんで?というわけではありませんが、
サラダ記念日にふさわしい、
ベジタリアン食について、ダイエットスピードが早まる!
という今年(2017年)6月に発表されたばかりの
チェコからの研究報告をご紹介しましょう。

ダイエットのスピードを速める食事法かもしれません。

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菜食主義(ベジタリアン食)はダイエットスピードを速める?

チェコの臨床実験医学研究所が発表した研究報告によると、
糖尿病患者の改善食にベジタリアン食を取り入れたところ、
通常の低カロリー食よりも、
体重減少だけではなく、
筋肉の脂肪を減らして、
代謝の改善に効果が見られたとのことです。

この研究では、
74名の2型糖尿病の患者を対象とし、
ベジタリアン食と、通常の低カロリー食のグループにわけ、
6か月間の介入調査を行いました。

ベジタリアン食の内容は、
野菜、穀類、豆類、果物、ナッツ類、
そして動物性食品は、低脂肪ヨーグルトを1日1皿分
与えられました。
完全なベジタリアン食ではないようですね。

一方の低カロリー食のグループは、
欧州糖尿病学会が推奨する従来の糖尿病治療食の内容でした。

合計カロリーはどちらのグループもほぼ同じです。

 

そして6ヶ月後の介入調査の結果、
ベジタリアン食のグループでは、
平均6.2kgの体重ダウン、
低カロリー食のグループでは平均3.2kgの体重ダウン、
ということで、ベジタリアン食の方が同じカロリーでも
体重の減りが速いことがわかりました。
※参考『米国栄養学会雑誌』

ベジタリアン食は筋肉の脂肪も落ちる?

研究では専用の医療器具を用いて、
被験者の皮下脂肪や筋膜下脂肪、筋中脂肪の減量も
比較しました。

どちらのグループも、皮下脂肪の減少は同程度でしたが、
ベジタリアン食の場合、筋膜下脂肪と筋中脂肪が
低カロリー食グループよりも減少したそうです。

筋肉の脂質の増加は、
2型糖尿病患者のインスリン抵抗性と深く関係しています。

そのため、筋肉の脂肪を減らすことができれば、
糖代謝の改善にも有効かもしれないのです。

 

この研究では、2型糖尿病患者の人たちが対象でしたが、
体重管理を必要とする人たちにも有効かもしれないということです。

脂質異常症や肥満症、メタボ対策なども改善できるかもしれませんね。

もし早く体重を落とす必要がある場合は、
菜食主義を取り入れるのも、一つの選択肢かもしれません。

ただ、菜食主義を長く続けると、
たんぱく質がどうしても不足してしまいますし、
個人差もあるので、取り入れる場合は、
ご自分のカラダと相談してから行いましょう。