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うつ病、自閉症は焦燥感のある人も危ない?セロトニンの分泌を増やす食べ物

厚生労働省の調査では、
平成23年度の精神疾患の患者数は約320万人。

そのうち「うつ病」は95.8万人に上り、
精神疾患全体の中で一番患者数が多くなっています。
※参考:厚生労働省

ストレス社会と言われる現代に増え続ける「うつ病」
女性は、ホルモンの影響で精神状態が左右されやすく、
普段から、ささいなことで焦ってしまう「焦燥感」のある人や、
ウワサなどに流されやすい方は注意が必要です。

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「焦燥感」とは?

漢方の世界では、昔から「気」が逆流すると、
冷えのぼせや動悸、頭痛や腹痛、
そしてソワソワと落ち着かず焦燥感に陥りやすい、
と考えられてきました。

「気」とは生命エネルギーのことで、
本来は、上から下に降りるのが正常な循環です。

しかし気が逆流するとは、
文字通り、逆の現象が起こるので、
エネルギーが下から上にあがったままになります。

そのため、気が動転して、
落ち着かず、焦ってしまい、
余計なことを口走ったり、
後先も考えずに高価なものを衝動買いしてしまったり、
パニック状態に陥ります。

緊張状態が続くとうつ病にも

また焦燥感は、焦った状態が続き、
カラダも神経も緊張状態が続くので、
ある日、糸が切れたように、
うつ状態となり、やがて自分の殻にこもってしまう
自閉症へとつながっていく場合もあります。

そして女性の場合は、
女性ホルモンが急激に減ってしまう、
更年期障害の場合も、
気が逆流しやすいと考えられています。

近年、栄養バランスが悪く、
30~40代の早期更年期障害の人口も増えつつあるので、
ホルモンバランスの取れる食事内容も考慮に入れておきましょう。

うつ病とは

うつ病は、精神疾患に分類されるので、
心の病気と思われがちですが、
ストレスにより、
脳のセロトニンやノルアドレナリンなど、
神経伝達物質の分泌が低下している状態をいいます。

先述のように、女性の場合は、
女性ホルモンのバランスが崩れることでも、
神経伝達物質の分泌が低下します。

一般に医療機関では「抗うつ剤」を投与して、
改善をこころみますが、
他の病気と重なると、副作用も心配されます。

抗うつ剤の仕組みは、
セロトニンを増やす目的も1つなので、
食事からセロトニンの分泌が促されやすいものを食べておくと、
焦燥感も、自閉症やうつ病も未然に防げるかもしれません。

セロトニンの分泌を促す栄養成分

食べ物は薬ではないので、
即効性は望めないかもしれませんが、
毎日の少しずつの継続が何よりも大切です。

セロトニン自体が含まれる食べ物はありませんが、
アミノ酸の1種であるトリプトファンが脳に運ばれてくると、
ビタミンB6やナイアシン、マグネシウムとともに
セロトニンを生成する仕組みになっています。

脳内のトリプトファン濃度が高まると、
セロトニンが増えると考えられており、
催眠作用や鎮痛作用としての効能が期待されています。

セロトニンの分泌を増やす食べ物

トリプトファンがキーとなる栄養成分ですが、
これはアミノ酸の1種なので、
たんぱく質食品から補う必要があります。

トリプトファンを含む食べ物としては、
バナナ、レバー類、小麦胚芽、乳製品、大豆製品、
アーモンド、かつお、まぐろなどになります。

そしてトリプトファン単独では
セロトニン分泌に至りにくいので、
ビタミンB6やナイアシン、マグネシウムも必要でしたね。

ビタミンB6は、スプラウト類、まぐろ、かつお、大豆製品、
モロヘイヤ、レバー類、金目鯛などに含まれます。

ナイアシンは、大豆製品、まぐろ、かつお、チェリモヤ
レバー類、きのこ類、羊肉などに含まれます。

マグネシウムは、ごま、チェリモヤ、アーモンド
ニラ、ほうれん草、スピルリナ、金目鯛などに含まれます。

こうして見ると、レバー類や大豆製品と共に
緑黄色野菜やナッツ類を食べるようにすれば、
共通して入っている栄養成分もあるので、
セロトニンを分泌しやすい栄養バランスが整いそうですね。

 

レバニラやレバーの串焼きが苦手という方は、
レバーペーストやパテ(テリーヌ)などにすると、
野菜やナッツ類、豆類と一緒に
カフェ風プレートで取り入れやすいでしょう。