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毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

油分の多い食事は筋肉量が減少!予防に緑茶?

揚げ物など、油っこいものばかり食べると太ってしまうのは、よくわかりますが、筋肉が細く、おとろえていく場合もあるようです。

脂肪は筋肉を造る上でも大切な栄養素ですが、脂質の摂りすぎと筋肉の関係はどうなっているのでしょうか?

あるホルモンが影響しているようです。

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脂質の摂りすぎは肝臓に影響して筋肉がおとろえる?

筋肉を増やすには、糖質を取り込んでエネルギーに変える作用があるインスリンの存在が必要です。

しかし揚げ物などの高脂肪食ばかり食べていると、肝臓で「ヘパトカイン」というホルモンが大量に分泌されてしまいます。

そのため、インスリンの効き目が悪くなってしまい、筋肉の合成がうまくいかず、筋肉は細く、おとろえていき、筋肉量が減ってしまうのです。
※参考:科学技術振興機構(JST) 

ジム通いやマラソンなど、運動好きの方は「少々カロリーが高いものを食べても、運動で消費されるから大丈夫!」と思いがちですが、揚げ物やスナック菓子の摂取が多い人は注意しておきたいですね。

ヘパトカインの分泌は緑茶で予防できる?

静岡大学と花王の共同研究では、緑茶に含まれる「茶カテキン」にヘパトカインの分泌を抑え、インスリンの効き目が改善される作用が期待できると発表しています。

協同研究では、4ヶ月間、マウスに普通食を与えるグループと、高脂肪食を与えるグループに分けて経過を見ました。

さらに高脂肪食のグループは、緑茶を与えたグループと、緑茶なしのグループとに分けて、調査しました。

その結果、普通食よりも高脂肪食(緑茶なし)のマウスの方が、太ももの筋肉が減っていました。

しかし、緑茶を与えたグループは、高脂肪食であったにも関わらず、筋肉量の低下がなかったそうです。

まだ動物実感の段階ではありますが、マウスは体内構成が人間と似ているので(体内でビタミンCが合成できないなど)、人間にも同様の作用があることを期待したいですね。

 

ヘパトカインの研究については今年(2017)に入ってから、様々な方面で研究報告があがってきているので、今後、「ヘパトカインの分泌を抑える」とうたった緑茶などが機能性表示食品などで登場しそうですね。

まだ聞きなれない「ヘパトカイン」ですが、今後、ダイエットや筋トレの分野だけでなく、加齢と共に低下していく筋肉量の維持でも注意しておきたいホルモンなので、揚げ物を食べる時は、緑茶の存在を思い出しておきたいものです。

 

女性は、男性と比べると、さほど筋肉量を意識していないかもしれませんが、引き締まったボディや小顔にも関与してくるので、ヘパトカインの分泌を抑える食生活を心がけたいですね。