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血液型は性格判断ではなく食生活に活かそう!

日本で血液型といえば、主に性格判断で重視されていますが、果たして本当なのでしょうか?

医療系やエステ系のお仕事の方や、大学機関などで食物学や栄養学を専攻された方はよくご存じですが、血液型で性格は判断できないと考えられています。

しかし血液型は食生活の改善には活かせるかもしれません。
アメリカでの研究をもとに、血液型別でどんな食べ物があうのか、あわないのか、見てみましょう。

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血液型とは?

筆者も大学で食物学が専攻でしたので『臨床栄養学実験』という授業で血液型を調べる実験に立ち会ったことがあります。

少々難しいお話ですが、人間の赤血球には2種類の凝集原AとBがあって、その組み合わせによって、A型、B型、O型、AB型に分けられています。

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血液検査の時は、AとBの2種類の試薬を使うのですが、写真のブルーの液に血液の塊が見られたら、A型になります。
逆に黄色い液のほうに血液の塊が見られたらB型となります。
そして両方の液体で血液の塊が見られたらAB型となります。

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最後にO型の場合は、ブルーの液にも黄色の液でも血液の塊が見られず、液体に混じった感じになります。

※筆者はちなみにB型なので、この写真の血液サンプルは同じグループの人たちの血液型です。

血液型の特徴

人間にはABOと3種類の血液の種類があり、各血液型が誕生した古来からの歴史も影響していると考えられています。

  • O型
    世界最古の血液型で、まだ地球に狩猟民族しかいなかった頃にできた血液型です。そのため肉類を消化する力が抜群だと考えられています。
  • A型
    人類で、農耕民族が誕生した時にできた血液型です。日本人に一番多いといわれており、穀物を消化する力を受け継いでいると考えられています。
  • B型
    人類で、遊牧民族が誕生した時にできた血液型です。乳製品を分解しやすい性質を持つと考えられています。
  • AB型
    まだ歴史は浅く、A型とB型の混合種で、両方の性質を受け継いでいます。

これらの特徴はまだ正確なことがはっきりと研究結果としてあがってきていませんが、各血液型の食べ物の消化能力として考えられていることです。

次に血液型研究の第一人者アメリカのダダモ医学博士による各血液型による、食べ物の相性などをみていきましょう。

血液型別、あう食べ物、あわない食べ物リスト

どんな食品にも、レクチンという物質が含まれています。

各血液型によってレクチンの反応の仕方が違うので、あわないものを食べていると、消化が遅れたりして太る原因となったり、アレルギーを起こす可能性もあるようです。

以下は、各食品のレクチンによって血液型にあう食べ物、あわない食べ物の代表例です。

  • O型
    狩猟民族のDNAが受け継がれているのか、肉や魚介類など動物性タンパク質や海草と相性が良く、逆にパンなどの小麦製品と相性が悪いようです。
  • A型
    農耕民族である日本人が太ってしまうのは肉類や乳製品の食べすぎなのでしょうか? タマネギ、鮭、大豆製品とは相性がいいのですが、肉類や乳製品と相性が悪いようです。
  • B型
    遊牧民族のDNAをひくため、乳製品やベリー類、ウリ科の植物(すいか、きゅうり、かぼちゃなど)と相性が良く、鶏肉や米以外の穀類と相性が悪いようです。
  • AB型
    乳製品とブロッコリーの相性が良く、蕎麦、とうもろこしと相性が悪いようです。

こうしてみると、魚介類と米類、野菜や果物はどの血液型でも問題がないように思えますね。

食品のレクチンと血液型が結合すると危険なのか?

ダダモ博士の研究によると、上記のリストで、各血液型で相性が悪い食べ物は、ご自分の血液の抗原と相性の悪い食べ物のレクチンが体内で結合して、カラダに悪影響を及ぼす可能性があるということです。

具体的には、血液をドロドロにしたり、脂質を増やして体内に蓄積させたり、カラダに酸化や糖化を引き起こして、老化を進めたり、ということが起こりやすくなるのです。

「さほど食べていないのに太る」という方は、食べ物のレクチンとご自分の血液型抗原が結合しているのかもしれません。

血液がドロドロになると貧血や頭痛、もっとひどくなると動脈硬化など命の危険にもつながるので、注意しておきたいですね。

アメリカやオーストラリアなどでは、この血液型による食事療法は研究が進んでいるようですが、日本での血液型は輸血の時に重視するぐらいで、食事療法を研究している機関はほとんどありません。

今後、増えていくと、病気の改善や生活の質の向上につながっていくかもしれませんね。