野菜&果物の美養栄養学

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食事中の水分補給は健康に悪い!?代謝にいい摂り方

食事中は「水分をしっかり摂りましょう」という説と、「摂らないほうがいい」という説と両方ありますが、結局どちらが健康にとっていいのでしょうか?

食事中は「食事誘導性熱産生」を上げると健康効果につながるので、その邪魔にならない水分補給が大切です。

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食事中の水分補給について

食事から得た栄養成分は、最初に体内の各器官に優先的に補充されていき、皮膚や髪、爪などに回ってくる栄養成分は一番後です。
その代謝をよくするためにも、便秘予防のためにも水分補給は大切です。

しかし食事中に水分をがぶがぶと飲んでしまうと、消化機能を低下させてしまうので、3度の食事メニューの汁物(味噌汁やスープなど)以外の水分補給は、のどのつまりを防ぐ程度に留めておきましょう。
水やお茶ならコップ1杯までが目安です。

食事中は、汁物の他に、野菜や料理からの水分も補えるので、さほど水分不足を心配する必要はありません。

そうすることで、消化に使うエネルギー量が各器官で上がり、代謝も同時に上がるので、カラダ全体の健康効果が望めるでしょう。

この体内の消化や代謝のリズムが正常だと、皮膚まで栄養がまわってくるので、乾燥肌予防や美肌にもつながっていきます。

「代謝を上げる」という意味

食事中は「食事誘導性熱産生」という名の「代謝」機能が働きます。
この代謝力をあげておくと食事からとれる栄養成分がスムーズに体内に届き、そして最後に回ってくる皮膚への栄養も届きやすくなります。

これがよく聞く、「バランスの取れた食事で代謝を上げよう!」という真意といえるでしょう。

「食事誘導性熱産生」を上げやすい栄養素とは?

3大栄養素の中で、「食事誘導性熱産生」を上げる栄養素は、消化に時間のかかるタンパク質です。
タンパク質を食事から摂取した後の消費熱量は30%と高くなっており、女性に嬉しい、「肌の代謝力もUPする」と考えられています。

ちなみにパンやご飯、麺類などの炭水化物は糖質となるので、消費熱量は6%と、とても低いのです。

また、脂質の消費熱量は、さらに低く4%だけです。

炭水化物や揚げ物中心の食事内容にはならないよう、注意しましょう。

タンパク質食品は、肉類、魚介類、大豆製品などから摂取できます。

揚げ物でも、ドーナツやスナック菓子は炭水化物と脂質だけなので避け、唐揚げやトンカツ、魚介類のフライ、天ぷらなら、タンパク質が摂れますね。(食べすぎなければのお話しです)

たっぷり水分補給したい時は食事後1時間後に

食事から「食事誘導性熱産生」のいいタンパク質食品を補っても、ここで水分をがぶ飲みしてしまうと台無しになります。
前述したように、食事中の水分補給の適量を守り、たっぷりの水分補給は、食後1時間以降にするのがベターでしょう。

 

食事中に、お酒をぐいぐい飲んでしまう人は、食事中に適量以上の水分をとりがちなので、特に注意しておきましょう。