ピスタチオはお酒のあてのイメージがありますが、実はナッツ類の中では一番カリウムが豊富です。
食事からの塩分過多でカラダがむくんでも、ピスタチオ(無塩)を食べれば豊富なカリウムでムクミ解消に役立つでしょう。
他にも女性ホルモンの分泌やダイエットに役立つ成分も豊富です。
ピスタチオの栄養価は?
ピスタチオはカリウムが100g中970mgとナッツ類では群を抜いて多く含まれています。
カリウムは、ムクミの原因となるナトリウムを排出する働きがあることで有名ですね。
体内のカリウム量が少ないと、様々なお料理に使われる食塩でナトリウム量がどんどんと増えていき、その結果、体はむくんでいきます。
「食欲の秋」は、食べ過ぎによる塩分過多も心配なので、ピスタチオは美容おやつとしてストックしておきましょう。
またピスタチオには、ナッツ類にはほとんぼ見られないβ-カロテンも100g中120㎍も入っています。
β-カロテンは、体内でビタミンA様に働くので、皮膚の粘膜を健康に保ち、乾燥肌対策にもいいですね。
他にビタミンB群も入っており、糖質や脂質代謝に役立つので、ダイエット作用も望めるでしょう。
女性ホルモンの分泌に役立つ?
ピスタチオには、ビタミンB群の中でもB6が多く含まれています。
ビタミンB6は、30代から徐々に減少していく女性ホルモンの1種「エストロゲン」の分泌に必要な存在です。
エストロゲンが減っていくと、イライラや生理不順などの不定愁訴だけではなく、太りやすい、肌荒れ、くすみ、など美容面にも悪影響が出てきます。
ビタミンB6も加齢と共に、カラダの定着が少なくなっていくので、ピスタチオで補給しておきたいですね。
女性ホルモンに関しての詳細は、以下のサイトもぜひご活用ください。
ピスタチオの1日の摂取目安は?
ピスタチオは1日一にぎり程度が目安で、25~30粒ぐらいです。
塩分で加工されていない「無塩」ものを買うようにしましょう。
殻が少し面倒ですが、予め砕いておくと、お料理やスイーツにも活用できますね。
予め”むき身”のもので、無塩という製品も、インターネットを利用すれば購入できるでしょう。
オススメの食べ方
そのまま食べても美味しいですが、ついつい食べ過ぎてしまうので、トッピングなどで利用すると適量が守れるでしょう。
ピスタチオは先述したように適量を守ればカラダにいい成分も補えますが、やはりナッツ類なので、食べ過ぎると脂質過多となります。
くれぐれも食べ過ぎないようにしましょう。
- カフェラテやココア、ミルク(豆乳)系飲料のトッピングに
- サラダやシリアル、グラノーラと一緒に
- アイスやヨーグルト、スイーツのトッピングに
- ピスタチオペーストにしてバターの替わりや、お料理の隠し味に
ピスタチオペーストの作り方
ピスタチオは時間のある時に、殻をむいておくか、むき身のものを購入しておき、フードプロセッサーに入れて、ペースト状になるまで、撹拌(かくはん)するだけで、できあがります。
作りやすい分量としては”むき身”の状態で50gから100g分だと撹拌しやすいでしょう。
ピスタチオはペースト状にすると、なぜか上品な味わいになるので、オススメです。
板チョコにつけていただくと、自宅にいながら、高級な海外のピスタチオチョコが味わえますし、ピーナッツバターのように、パンやスコーン、パンケーキにつけたり、クセのない味の青菜(チンゲン菜や水菜など)の和え物として使っても美味です。
他にはジャガバター風、白身魚のムニエルや肉料理のソテーの仕上げに、バター代わりに使ってみてください。
ピスタチオペーストは、冷蔵庫で1ヶ月ほど保存できますが、酸化しやすいので、常温では保存しないようにしましょう。
ピスタチオは近所のスーパーやコンビニでも買えるナッツ類なので、ムクミや女性ホルモン関連の不調でお悩みの方は、取り入れてみましょう。