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毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

海藻の栄養を活用できるは日本人だけ?その正体とは

日本は海に囲まれた島国なので、古来より農作物や魚とともに、海藻もよく食べられていました。
日本伝統の和食には海苔、ワカメ、昆布が欠かせない食材ですよね。
近年の研究で、この海藻類の栄養を大いに生かせるのは、日本人特有の腸内細菌叢によるものということがわかりました。

もしかしたら、今、悩んでいるカラダの不調は、海藻の摂取で改善されるかもしれません!?

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日本人だけが持つ腸内細菌叢とは?

カナダのブリティッシュコロンビア州、ビクトリア大学で行われた研究により、日本人の腸には、世界の他の地域の人々の腸内細菌には見られない、「バクテロイデス・プレビウス」が存在し、海藻を消化する、珍しい酵素を作り出すことがわかりました。

また、フランスのロスコフ海洋生物研究所からも、似たような内容の研究が発表されています。

日本には、ご先祖がから受け継いだ、素晴らしい独自の腸内細菌叢があったのですね。

しかし、農林水産省の発表では、若年層を中心に、海藻の摂取量が年々減ってきています。
ぜひ毎日の食卓に、取り入れられるように改善されるといいですね。

海藻類に含まれる栄養成分

海苔(青のりを含む)、ワカメ、昆布に関しては、β-カロテンの含有量が、緑黄色野菜以上に含まれています。
また美容液成分としてよく聞くレチノール(ビタミンAの一種)も含まれています。
β-カロテンは、体内ではビタミンA様として働くので、レチノールとともに、肌細胞や体内の各器官の粘膜を健康に保ってくれるでしょう。

そして海藻は、増粘多糖類に分類されるので、湿った状態でいただくと特有のネバネバとした食感が味わえます。
増粘多糖類は、肌組織のヒアルロン酸量を増やすお手伝いをしたり、各器官の粘膜を健康に保つ作用も期待できます。

他に、女性に不足しがちな鉄、カルシウム、葉酸、クロロフィルなどのミネラル類や栄養成分も含まれます。貧血や冷え対策にもいいでしょう。

以上のことから、海藻には日本人の健康を体内から守り、美肌へと導く作用も期待できるということですね。

海藻をムリなく毎日食べよう!

ほんの20~30年前までは、日本の食卓では、おかずが洋食であっても、昆布で出汁が取られた味噌汁や、ご飯を海苔と共に食べたりして、毎日のように海藻を食べていました。

また、日本の食文化に馴染んだラーメンにも海苔が乗せられていたり、焼きそばやお好み焼きにも青のりが必需品、とB級グルメにも欠かせない存在です。

海藻は海苔、ワカメ、昆布の他に、ヒジキ、もずく、寒天なども含まれます。
少しの工夫で毎日食べる習慣は身に着くので、探してみましょう。

  • 昆布
    お味噌汁のお出汁に入っているので、目には見えていませんが、お味噌汁を飲めば昆布エキスが摂取できます。
  • わかめ
    お味噌汁の具として定番ですが、海藻サラダや酢の物、ラーメンのトッピングとして食べやすいでしょう。
  • 海苔
    おにぎり、巻き寿司、ラーメン・蕎麦・うどんのトッピングに
  • 青のり
    トロロご飯、焼きそば、お好み焼き
  • もずく
    もずく酢が一般のスーパーやコンビニで買えますね。3パック入りで100円代とリーズナブルなので、1品増やしたい時にオススメです。
  • 寒天
    あんみつ、ようかん、寒天ゼリーなど

食べ物の栄養を取り入れるのは、まず小腸です。
そこには、日本人特有の腸内細菌叢「バクテロイデス・プレビウス」が存在するので、海藻を消化する酵素の出現で、海藻の栄養成分を十分、体内で活用してくれることになるでしょう。

やはり人間は、その国々で気候風土が違うので、体質にあった食材を食べるのが健康や美容をキープするカギとなるのかもしれませんね。