野菜&果物の美養栄養学

野菜ソムリエ上級プロが、野菜&果物の他、「食と健康」「食と美養」情報を発信するブログです。

タラは冬の3大悩みの予防や改善に役立つ白身魚

鍋物にいつも入っている白身魚の代表「タラ(鱈)」。
身がポロッととれるので食べやすく、風味のある魚ですね。
かまぼこやちくわ、はんぺんなどの練り製品のベースにも使われているので、当たり前すぎて、逆に意識が薄い魚かもしれません。

昔からタラは冬の鍋物や、練り製品に使われていただけあって、冬の3大悩みの改善や予防に役立つ食材だと考えられています。

タラにどんな栄養成分が隠されているのでしょうか?

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冬の3大悩みとは?

ヒトが冬に悩む健康トラブルは、冬太り、乾燥肌、飲みすぎの3つが代表的ですね。
特に決まった定義はありませんが、女性特有の悩みだと、飲みすぎよりも、冷えの方が深刻かもしれません。

タラには、アミノ酸の1種である「グルタチオン」が含まれており、以下のような健康作用が期待できます。

  • 皮膚組織の細胞の修復
  • 体内に溜まっている有害物質を解毒して体外へ排出
  • 肝臓の機能を強化する
  • 食事からとりすぎた脂質を代謝する

などです。

タラに含まれる他の栄養成分

タラには、アミノ酸の構成要素となるイオウも含まれています。
タラを食べて、イオウが体内に取り込まれると、皮膚組織を健康に保ち、乾燥肌を改善し、髪もツヤを与えてくれるでしょう。

イオウも糖質や脂質代謝、肝臓の働きにいいので、冬太り対策や、飲みすぎた後の肝臓を労わるのによさそうですね。

そして肌の基礎を造るビタミンAも含むので、タラを食べると、肌細胞が強化され、乾燥肌対策にもつながるでしょう。

いつもと違ったタラの食べ方

タラは鍋物の具の1つとしていただくのも美味しいのですが、せっかくなら、レパートリーも増やしておきたいですね。いずれも2人分。

  • 自家製のかまぼこ(はんぺん)
    1. タラの切り身2切れは、皮と骨を取り除き(魚用の骨抜きを使ってください)身だけにしておく。
    2. フードプロセッサーに卵白1個分と塩1/4弱、片栗粉大さじ1程度と、タラを一緒に入れて、滑らかなペースト状になるまでかき混ぜます。
      ※卵白の起泡性を活かし、生地が4倍になるまで撹拌し続けてから蒸すと、はんぺんになります。
    3. 小鉢を4つほど用意し、2を均等に流し入れ、蒸し器で約20分蒸すと、自家製かまぼこ風が完成します!
      ※蒸し器がない場合はフライパンに水を入れ、そこに小鉢を並べるといいでしょう。
      ※凝りたい方は、かまぼこ板などを使った本格感にチャレンジしてください。

  • 和洋折衷タラの簡単フレンチ
    1. タラの切り身2切れ、カリフラワー、ブロッコリーを各1/4ずつ、にんじん1cm、玉ねぎ1/8個分を用意する。
    2. お鍋にお出汁200ccを弱火にかけ、静かに温めておく。その間に、カリフラワーとブロッコリーは食べやすい大きさにカットし、にんじんは2mm程度のイチョウ型切りに、玉ねぎはみじん切りにしておく。
    3. お鍋のお出汁が温まったら、玉ねぎのみじん切りを入れて、中火で2分ほど煮る。その後、他の野菜類を入れて中弱火で5分ほど煮る。
    4. 野菜類を鍋の隅によせて中央をあけ、タラの切り身2切れを並べ、濡らしたキチンペーパーで落し蓋をして3分中弱火で煮る。
    5. 仕上げにバター10gを入れて溶かし、塩コショウで味を整えて出来上がり!
      ※和食の基本である「昆布×かつお出汁」とバター風味がなんとも上品な和風フレンチになるので、ぜひご堪能ください!

いつもの食材や調味料の使い方や、組み合わせ方を変えるだけで、楽しみ方が倍増するので、鍋物以外でもタラをご堪能ください。

タラは1切れ約100gで88kcalとカロリーも低い上に、冬の3大悩みの改善食にもなるので食卓への登場回数も増やしておきたいですね。