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日本人女性は世界一?「座りすぎ」が引き起こす不調

ほとんどの人が意識していない生活習慣「座りすぎ」。
デスクワークはもちろん、カフェで読書やPC、家ではTVやゲームと、ず~っと座っていますよね。
今、世界中の研究者たちがこの「座りすぎ」が引き起こす不調について問題視しており、なんと統計データでは日本人女性が世界一「座りすぎ」なのだそうです。

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「座りすぎ」生活が引き起こす不調とは?

1日の大半を座ってすごす生活習慣を、スポーツ科学などの専門用語では『セデンタリー』と呼び、世界中の研究者たちが注意喚起を促しています。

主に、座っている時間が長いと、高血圧や糖尿病になりやすく、他に、うつ病、認知症、がんなどの発症リスクが高まることもわかってきました。

1日中デスクワークの方でも、運動不足を気にして、ジムやマラソン、ヨガなどを取り入れている人もいることでしょう。
しかし、1日7時間以上も座っていると、中強度の運動をしていても、座りすぎの害は防げないこともわかってきました。

「座りすぎ」の悪影響、世界の研究では?

オーストラリアの研究では、60歳以上の男女2,000人に対して調査したところ、1日約7時間以上座っている人と、座っている時間が平均4時間未満の人たちを比べると、男女ともに、座っている時間が長い人たちは、平均4時間未満の人たちと比べて、1.5倍もメタボであることがわかりました。

また、ポルトガルの研究では、肥満の高齢者を対象に、座っている間に、家事などで座位を中断する回数を4つのグループに分けて観察したところ、座位を中断して、動き回っている人ほど、ウエストが細いことがわかりました。

以前から、デスクワークの方々は、1時間に一度は、トイレや歯みがき、コーヒーブレイク、コピー機(FAX)、他部署へのお使いなどで、席を立つ回数を増やすといいと言われています。
前述のように、週に1回程度の運動習慣では「座りすぎ」の悪影響は断ちきれないので、将来の生活習慣病のことを考えると、ぜひとも、仕事中に席をたつ工夫を実行しておきたいですね。

「座りすぎ」の悪影響とは血行不良?

具体的な「座りすぎ」の害というのは、座っていることで、腰から下の、おしり、太もも、ふくらはぎなどの部分が動かないので、筋肉も血流も滞っている点です。

そしてデスクワークでは80%の人が肩こり、50%の人が腰痛に悩まされており、原因は座っている時の「悪い姿勢」ということです。
前かがみになって猫背になっていたり、腰を折り曲げたままの姿勢であったり、頭の重心が前に行くので、顔が突き出したようになっている、という悪い姿勢です。

これらも下半身の筋肉が動かず、血流を悪くする要因となります。

日本人女性は世界一「座りすぎ」!

オーストラリアのシドニー大学が世界20ヶ国の男女約5万人(18~65歳)を対象に、1日の平均座位時間(座っている時間)を調査したところ、日本人女性は8時間で世界一座っていることがわかりました。
ちなみに日本人男性は7時間でやはり上位です。
女性だけでみると、2位は台湾、3位リトアニア、4位サウジアラビア、5位ノルウェー、6位香港、7位スウェーデン、8位スペイン、9位カナダ、10位ベルギーとなっています。
※参考:『Am J Prev Med.』2011年8月

生姜を取り入れて、少しでも血流改善を

座り続けることがよくないので、オフィスやご自宅、会議などでは、1~2時間ごとに席をたって少しでも動く機会を作りたいですね。

年末でお仕事が忙しい時は、デスクにかじりついてパソコンに向かっているかもしれません。

そんな時は、生姜を味方につけて、少しでも血流改善を促しておきましょう。
生姜は冬になると大手外資系コーヒーショップでも「ハニージンジャーラテ」などを見かけますし、数年来のヒット「生姜紅茶」もあるように、コーヒーにも紅茶にもよくあう香辛料です。

糖分には気を付ける必要がありますが、スーパーなどで購入できる粉末の「ジンジャーパウダー」をデスクの引き出しに置いて、コーヒーブレイクに利用してみましょう。

生姜に含まれているジンゲロンやショウガオールは、血管の収縮と拡張をバランスよく行うお手伝いをすると考えられています。

仕事中に席をたつと「さぼっている」とみられることもあるので、長時間の座り仕事を余儀なくされている方は、活用してみてください。

 

1時間、座り続けると、22分も寿命が縮まる!? という数字も出ています。
筆者も毎日8時間は座っていると思われますので、デスクの下で、脚を伸ばしたり、トイレ毎に、10回のスクワットを習慣化するなどして、地味に少しずつ運動量を増やしていっております。