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キャノーラ油の日常使いはアルツハイマーを早める?

日常の食生活で炒め物や揚げ物をする際、みなさまはどのオイルを使っていますか?

一般的には今でもサラダ油が使われていますが、マクロビをはじめ「菜種油(キャノーラ油)」を推奨する健康法もあるため、サラダ油に代わってキャノーラ油を使っている方も多いことでしょう。

かつてはベニバナ油がいいと言われて、10数年前にブームになり、その後、下火になりましたが、どうやらキャノール油も同じ末路を辿りそうです。

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キャノーラ油は記憶や学習に障害が出る?

ベニバナ油は「たいしてダイエットや健康作用がない」ことで終わりましたが、キャノーラ油の場合は、アメリカのテンプル大学の研究で、記憶力や学習能力の低下につながることがわかり、特にお子さまの学力UPや、お年寄りのアルツハイマーの悪化が懸念されています。

キャノーラ油は前述のようにマクロビなどの健康法で推奨されていたり、オリーブオイルより安価で購入でき、サラダ油とさほど変わらない値段で買えるため、世界中で見ても消費が伸びています。

こうして消費が伸びたことで、摂取人口が増え、新たな問題点が浮上してきたのです。

キャノーラ油が直接アルツハイマーの発症要因ではないが...

キャノーラ油を日常的に摂取していることが、直接アルツハイマーの発症に関係しているというエビデンスは現在のところありません。

しかしテンプル大学の研究によると、通常食を与えたマウスと、キャノーラ油の多い食事を与えたマウスを2つのグループに分け、半年間、追跡調査をしました。

そうすると、キャノーラ油を日常的に摂取しているマウスのタンパク質濃度の低下(主に神経細胞に関与するシナプス後部マーカー)や、作業記憶の障害などが見られました。
これは人間に置きかえると、記憶力や学習能力の低下をさしており、将来のアルツハイマーの罹患率が高くなる危険性も秘めていることになるのです。

また体重も増加傾向でした。

もし、キャノーラ油を普段のお料理で取り入れている方で、最近物忘れがひどい? お子さんの成績が伸びない? 食事内容を変えてないのに太ってきた? と感じる方は、キャノーラ油が影響しているかもしれません。
普段使いの油を変えてみるようにしましょう。

日常使いの油はサラダ油が無難か?

栄養や食物系の大学機関の調理実習、名門といわれるフレンチや日本料理では、揚げ物や炒め物は、一般的にサラダ油が使われています。

揚げ物の時に、植物油の中では、加熱に一番強いオリーブオイルが使えれば理想ですが、オリーブオイルは一番安価なものでも、サラダ油よりは高価なので揚げ物のたびに使うのはゼイタクですね。

サラダ油は、様々な植物油をブレンドしているので、中間値的な存在として使われています。

揚げ物などで、古くなったサラダ油を何度も使いまわすと、過酸化脂質などが発生して、カラダに害がありますが、開封してすぐに使い、その都度処分するか、数日以内に2回利用ぐらいまでに留めれば、サラダ油が一番無難だと言えます。

植物油の中で、長年、健康にいいと言われ、多くの健康作用を立証するエビデンスがあるオイルは、いまのところオリーブオイルだけのようです。

日本では、米油の研究が近年進んでおり、今のところ、主だった健康への被害の報告はほとんどないようです。

米油もオリーブオイル同様、一番安価なものでもサラダ油よりは高価です。
しかしオリーブオイルよりはやや安価なので、炒め物の時は使用してみるといいでしょう。

 

近年、「良い油」「悪い油」の研究も進んできましたね。
特に「悪い」と発表のあったものは、発表をする側も慎重にことを進めているので、その成果を真摯に受け止め、日常生活から排除した方がいいのではないか?
と個人的に考えております。

どれを選ぶかは生活者個人の問題となってきますが、エビデンスの少ない(ない)健康法は安易に信用しないのが無難でしょう。