野菜&果物の美養栄養学

野菜ソムリエ上級プロが、野菜&果物の他、「食と健康」「食と美養」情報を発信するブログです。

食べ物で育毛?唐辛子+大豆製品でIGF-1を増やす

「育毛」といえば、中高年の男性のイメージがありますが、女性も30代後半から抜け毛の量が増えていき、その後、毛髪量は減る一方です。
加齢による抜け毛は生体上、仕方のないことですが、髪が抜けにくい頭皮ケアも日頃の食事でケアできます。
近年、取り入れやすい食材の掛け合わせて、育毛作用があることがわかってきました。

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女性の抜け毛の特徴

男性の場合は、額から髪が抜けていきますが、女性の場合は、まんべんなく抜けていき、次第に頭皮が透けて見えるようになってきます。

女性用かつらやウィッグの消費が伸びているだけあって、女性でも抜け毛に悩む人は多いのです。

20~30代の頃は、毛髪量が多く、雨の日に髪が広がるのが悩み、という女性が多いものですが、30代後半からは女性ホルモンの分泌量も減っていくため、それに比例するかのように毛髪量も減っていくのですね。

ヒトにも抜け毛の季節があり、9月頃から、冬にかけて、普段よりも抜け毛の量が増えます。
髪も生まれ変わるので、その時期の抜け毛は、本来ならさほど気にすることはありません。
しかし、晩秋から冬にかけて、頭皮が健康でないと、新しい髪の新芽が出ず、そのまま薄毛となっていくかもしれないのです。

頭皮の毛乳頭細胞に「IGF-1」が増えると?

毛髪の成長には、頭皮にある毛穴から、毛根が育たなければいけませんね。
毛根には「毛乳頭細胞」とよばれる細胞があり、その細胞の中の「IGF-1」が増えると発毛が促されて、髪が伸びていきます。

「IGF-1」は一部の育毛剤や、サプリメントがあるので、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。

女性の薄毛の場合は、女性ホルモンも関係してきますが、男女問わず、加齢によりこの「IGF-1」の分泌量が減るため、髪が育たず、薄毛になっていくことがわかっています。

「IGF-1」はタンパク質の1種で、細胞を育てて、組織を修復する働きがあります。
また、体内から分泌されるものなので、やはり分泌量のカギは毎日の食生活となってきます。

「IGF-1」を増やすには何を食べればいいのでしょうか?

「IGF-1」は唐辛子+大豆製品で増える?

寒い冬の「カラダ温め食材」として唐辛子はよく利用されていますね。
唐辛子を食べると汗が出て、一時的に体温があがりますが、同時に体内の「知覚神経」も刺激しています。そして、知覚神経を刺激することでIGF-1が増加するとも考えられています。
これらは唐辛子に含まれるカプサイシンによるものです。

そして日本人になじみのある大豆製品にはイソフラボンが含まれることで有名ですね。
女性ホルモンと似た化学構造があるので、特に女性のあらゆる不調改善要素があることでも知られます。
このイソフラボンは抗酸化作用もあり、それがIGF-1を増やすカプサイシンの働きを助けていることもわかってきました。

それぞれ単品でいただくと、一般に知られる効能が期待できますが、一緒に摂ることの相乗効果で育毛のカギをにぎる「IGF-1」を増やし、健やかな髪を育んでいたのですね。

「IGF-1」は辛味成分やポリフェノールでも増える?

「IGF-1」は唐辛子の辛味成分であるカプサイシンによって増えることがわかってきましたが、他の辛味成分を持つ香味野菜や香辛料、そしてコーヒーやチョコレートに含まれるポリフェノールでも同様の作用が期待できるようです。

知覚神経を刺激する作用のある唐辛子以外の食べ物
  • にんにく
    「S-アリルシステイン」。にんにくを切ったり叩いたりして、にんにくの細胞を壊す出てくる成分です。
  • わさび
    わさびの辛味成分は「6-MS芥子油」というものです。できれば生のさわびをすりおろして使うのがベターですが、市販の練りワサビでもOK!
  • しょうが
    しょうがの辛味成分はいくつかあります。中でも「ジンゲロール」に知覚神経を刺激する作用が期待できます。
  • ターメリック
    カレー粉に使用される香辛料の1つ。ターメリックの辛味成分は「クルクミン」です。
  • コーヒー
    「クロロゲン酸」。コーヒーの香りや味を司る成分です。
  • ダークチョコレート(カカオ70%以上)
    カカオ成分70%以上の市販のチョコレートにはカカオポリフェノールが豊富に含まれます。
「IGF-1」そのものを増やす?食べ物
  •  キムチ
    キムチには唐辛子とにんにくが含まれるので、「IGF-1」を増やすには強力ですね。
  • 大豆製品
    納豆、豆腐、豆乳、湯葉など

唐辛子(etc.)+大豆製品の食べ方例

  • キムチ納豆
  • 豆腐チゲ
  • マーボー豆腐
  • いつもの豆腐味噌汁に一味唐辛子や七味唐辛子を入れる
  • 湯豆腐の薬味に唐辛子やわさび、生姜などを
  • 豆乳ラテ
  • 厚揚げの焼き物と生姜醤油
  • 生ゆばを、わさび醤油で
  • 豆乳入りカレーライス
  • 豆乳ココア
  • 豆乳クリームのペペロンチーノ

唐辛子の辛味が苦手な方は、他の香味野菜や香辛料などで代用して、大豆製品のイソフラボンと一緒に食べる習慣をつけると育毛や美髪につながるでしょう。

ちなみに筆者は豆乳ラテをマイボトルに入れて、午前中のコーヒーブレイクで毎日飲んでいます。
そして冬の寒さしのぎに、味噌汁にすりおろし生姜をよく入れています。
唐辛子はたまに摂る程度ですが、そのお蔭か?毛髪量は多く、白髪もほとんどありません。

皆さまも髪と頭皮の健康のために、食生活から髪の細胞が元気になるもとをいただいておきましょう!