野菜&果物の美養栄養学

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菜の花の苦み成分が花粉症予防にいい?解毒作用も!

スーパーの野菜コーナーに行くと、菜の花を見かけるようになりましたね。
菜の花の旬は、これから迎える花粉症シーズンとなぜか合致しており、旬の悩み予防や改善に役立つかもしれません!

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菜の花の苦味成分イソチオシアネート

菜の花はアブラナ科の緑黄色野菜となりますが、他のアブラナ科の野菜と同様、苦味成分のイソチオシアネートが含まれます。
アブラナ科の野菜で茎と葉、そして花まで食べられるのは菜の花が最初の存在だと言われています。
菜の花に含まれるイソチオシアネートは特に、殺菌作用に優れ、同じくアブラナ科のワサビと共に和え物にすると、鼻にツーンと来て、涙が出てきます。
これは鼻腔や目の粘膜を消毒してくれていることにもなるので、大いに活用しましょう。

もし毎日食べれるようなら、鼻や目、のどの粘膜が鍛えられて、粘膜の健康が保持でき、花粉症や外気から侵入する風邪やインフルエンザなどの菌も撃退してくれるでしょう。
自然免疫が高まるということですね。

イソチオシアネートはガン予防にも

イソチオシアネートは花粉や風邪のウイルスだけではなく、ガン細胞の活性化も抑える働きが注目されるほど解毒作用に優れています。
ガン細胞は、健康な人でも毎日5000個は生まれています。
しかし自然免疫がこまめに撃退してくれているのです。

もちろんイソシアネートだけが自然免疫をパワーアップさせているわけではなく、他の要素も含みますが、菜の花からイソチオシアネートを摂取しておくことは、ガン細胞撃退のためにも、非常に有効な手段といえますね。

自然免疫がこまめに5000個ほどのガン細胞を撃退してくれている間はいいのですが、加齢や、食生活の乱れで、自然免疫の働きが弱まると、毎日少しずつ、ガン細胞の生き残りが増えていきます。
ある日、疾患としてのガンを宣告されないよう、菜の花をはじめとしたアブラナ科の野菜は摂取しておきたいですね。

イソチオシアネートとスルフォラファンはセットで含まれる!?

菜の花にはもう一つ、スルフォラファンというガン抑制作用のある成分が含まれています。
ブロッコリーから発見された成分ですが、やはりブロッコリーもアブラナ科の植物なので、菜の花と同様、イソチオシアネートも含まれます。
野菜によって含有量は違いますが、アブラナ科の野菜は総じて、この2つが一緒に含まれていることが多いのも特徴です。(すべてというわけではありません)

菜の花は”緑黄色野菜”という面でも免疫力UP作用が?

菜の花は緑黄色野菜でもあるので、β‐カロテンが豊富です。
またビタミンCも含まれるので、β‐カロテンが体内でビタミンA様として働くのと一緒に各器官の粘膜を健康にしてくれるでしょう。
これにビタミンEが加わると、もっと働きが強力になります!
菜の花の和え物に、ゴマやナッツ類をトッピングしてビタミンEも補給するといいでしょう。

こうした粘膜の健康維持は、もちろん、鼻やのど、目なども含みます。
それに肌の粘膜も一緒に作用するので、美肌にも嬉しいですね。

菜の花の食べ方

菜の花は、昔から生で食べることは少なく、茹でたり蒸したりしてから和え物やお浸しに使われています。

また京都や滋賀では「花菜漬(はななづけ)」と呼ばれる伝統のお漬物があります。
この場合、他の漬け物と同様に、生の菜の花が使われていますが、発酵されていく過程で、シュウ酸などの心配はないでしょう。

菜の花は2月から4月の初旬ぐらいまでで姿を消してしまいますね。
昔から「ひな祭り」などの行事食には欠かせない野菜です。
旬の時期が限られているので、現代でも、コンビニやファミレスで、『菜の花フェア』とうたったメニューも並んでいます。
菜の花のパスタやグラタンなどもみかけます。
またスーパーのお惣菜コーナーでも、伝統の「菜の花のわさび和え」「菜の花と湯葉のお浸し」などが購入できるでしょう。

自宅でお料理するのが、一番新鮮でおいしいですが、花粉症がひどくなる前に、お持ち帰りのお惣菜や外食でも上手に取り入れて、早めに花粉症対策に活用しましょう。