野菜&果物の美養栄養学

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キャベツ~胃に優しいだけでなく花粉症もブロック?

カフェご飯や定食、コンビニ弁当、ファストフードなど、お料理のつけあわせによく添えられている「キャベツ」。
毎日、食べられるぐらい、キャベツに遭遇している機会が多いのに、量の多さや、他のお料理の味がしみていたりして、残す方も多いことでしょう。
しかし、キャベツは胃を保護することで有名ですが、今から猛威をふるう、花粉症対策にも役立つ野菜なので、残さず食べておきましょう。

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キャベツは花粉症をブロック?

キャベツには、「キャベジン」という胃腸薬の名前でおなじみのビタミンUの存在が有名ですね。
食べすぎると、この手の胃腸薬を飲む人が多いのですが、わざわざ薬を飲まなくても、定食の千切りキャベツや、お弁当の付け合せのキャベツを残さず食べればいいのです。

ですが、やはり現代人は「薬」の方が即効性があっていいと思っているのでしょうか。

それはさておき、キャベツはビタミンUだけではなく、「イソチオシアネート」と呼ばれる成分にも注目です。
体内に、異常化する細胞が増えるのを抑える作用があるのです。
花粉症などのアレルギーは、鼻や喉、目の粘膜に、花粉などがついて、皮膚細胞がアレルギーを起こすことで起こります。

その異常化を抑えてくれるのが、イソチオシアネートなのです。
イソチオシアネートは、アブラナ科の野菜に含まれるのが特徴で、他にブロッコリー、小松菜、カリフラワー、菜の花などに含まれます。

「ケンフェロール」も花粉症をブロック?

キャベツには、ポリフェノールの1種「ケンフェロール」も含まれています。
ケンフェロールは、花粉症を抑える作用のある成分の1つとしても挙がっていますが、体内のミトコンドリアの機能を高めることが強い、と考えられています。
細胞の中にはミトコンドリアが必ずといっていいほど存在していますよね。
ミトコンドリアの機能が高まると、花粉症や風邪、ウィルスなどで傷んだ体内や皮膚の細胞が修復されやすくなるので、ケンフェロールは注目のポリフェノールといえるでしょう。

他に、ケルセチンという成分が含まれます。
この成分は、脂質と結びついて、体内の余分な脂肪を排泄するので、ダイエット作用も期待できるでしょう。

他にもある!キャベツの花粉症予防成分

生の新鮮なキャベツをカットしていただくと、ほんのりと辛味を感じますが、これは辛味成分の1種「グルコシノレート」です。
解毒作用が高く、がん予防にもなるほどなので、花粉症をはじめ、アレルギー疾患などの予防にも期待できます。

また、キャベツには瞳の粘膜も強化する「ルテイン」という成分も入っています。
花粉症による目のかゆみや傷みの深刻化も和らげてくれるかもしれません。

さいごに

キャベツのこうした成分は、生の状態でいただくと、有効に働いてくれます。
定食の付け合せに出てくるキャベツの千切り、キャベツの漬け物などは残さずいただくようにしましょう。

加熱すると、やや効力は薄くなるかもしれませんが、ビタミンU(キャベジン)や食物繊維は健在です。

キャベツの良さを知ると、見え方が違って、それまで残していたものが、大切な食事の一部となってきませんか?

花粉が猛威を振るう前に、キャベツを食べて、体調を整えておきたいですね。