野菜&果物の美養栄養学

野菜ソムリエ上級プロが、野菜&果物の他、「食と健康」「食と美養」情報を発信するブログです。

いちご7粒で1日のビタミンC!美白、シミ対策に

いちごの季節になりましたね。
いちごは大きさにもよりますが、一般的な大きさのもの7粒で、だいたい1日分のビタミンCが摂取できます。
またエラグ酸やハイドロキンなど美容液成分も! スイーツではなく、できる限りそのままいただきたい果物ですね。

f:id:miwamomoka:20180304090443j:plain

いちごは分類上、野菜?

植物学上、実はいちごは「野菜」に分類されています。
果物は樹木になる実をさし、野菜は草類の葉や実、根、とされているからです。

しかし、いちごは草類から育ちますが、他の野菜と違って、糖度があるため、便宜上、「果物」として分類していいことになっています。

逆の例として、アボカドは糖度がほとんどないので、野菜のように食べられていますね。

いちごの原産地はオランダなのか?

さて、そんないちごですが、今、日本で私たちが食べているものは、オランダイチゴと呼ばれるものです。
このオランダイチゴは、18世紀に、北アメリカの原性「バージニアイチゴ」と、南アメリカの原性「チリイチゴ」が、”オランダ”という国で交配されたのが始まりです。

日本には、江戸時代(天保/1840年代)にオランダから伝播されていますが、観賞用でほとんど普及せず、現在のオランダイチゴは、その頃まだ登場していなかったので、別の品種であったようです。

日本での栽培が、本格的に始まったのは、第二次世界大戦後です。
日本にはどこの都道府県にも「いちごの名産地」がありますが、育ちやすいことから全国に栽培農家が広がりました。

いちごを買う時は、栽培地が近いものを!?

ここで、みなさまの夢を壊すようなことを申し上げますが...

いちごは、みなさまが住んでいる場所に、できる限り近い産地のものを買うようにしましょう!
関東では福岡の「あまおう」は高級品として扱われますが、筆者の実家のある兵庫県では、そう高くはなく、栃木の「女峰」などのいちごが高級品のように扱われています。
関東圏での「女峰」もそう高くはないはずです。

この値段の違いはズバリ「輸送コスト」です。
いちごの原価に、輸送コストを上乗せするから高いのですね。

各都道府県には、全国的には有名ではなく、地元の人しか知らない品種もあります。
神戸なら『次郎いちご』といったところでしょうか。
こういう品種の場合、もし値段が高くても、それは無農薬や有機栽培のことが多いので安心です。

もし高価なブランドいちごを買うなら、地元の無農薬や有機栽培のものを選んでみましょう。

いちごは美容に嬉しい栄養成分の宝庫?

いちごは、よく出回っている大きさのものなら7粒程度、小粒なら10粒程度で、1日に必要なビタミンC100mgが摂取できると言われていますね。

大粒のものは、栄養成分が凝集されていないので、さほど栄養価が高くない、という指摘もあるので、やはり”一般的”な大きさが無難と言えるでしょう。

ビタミンCも美白成分として有名ですが、他にタンパク質食品が体内で分解されてアミノ酸になりますが、それらと一緒に、皮膚のコラーゲン生成を行ったり、鉄がカラダに吸収されるのを手伝ったりする大切な栄養素です。

また体内のビタミンCは滞留時間が2~5時間低度と短いので、1度に100mg摂取できても、数時間後には消失します。こまめに食べる必要があるので、おやつにいちごを食べるといいですね。

他に、美白美容液の成分としてよく耳にする、エラグ酸やハイドロキンも含みます。

また鮮やかな赤色はアントシアニンによるものなので、紫外線からの活性酸素を除去する抗酸化作用も期待できるでしょう。

血液サラサラ!肝機能の向上も?

いちごに含まれるアントシアニンは、肝機能を向上させたり、視力低下の予防にもつながるでしょう。
2日酔い対策などに食べておくと、肝臓が労われそうですね。

水溶性食物繊維であるペクチンも含むので、血液をサラサラにして、血管にコレステロールが溜まるのを防いだり、不溶性の食物繊維もあるので、整腸作用も望めるでしょう。

さいごに

いちごはすぐに傷んでしまうので、なるべく生のまま早めに頂きたいですね。
傷みやすいため、ジャムやスイーツなど、加工食品が多く出回っていますが、栄養価が高い状態でいただけるのは、やはり生のいちごそのものをいただくことです!

旬の時期のいちごは、甘いものが多いので、今のうちにしっかりと堪能しておきましょう!