春雨は10数年ぐらい前から、インスタント麺に代わる食品として人気ですね。
カップラーメン風の製品も充実しています。
そんな春雨は、近年、「意外と糖質が多い」と、懸念の声もありますが、スイーツに含まれる砂糖（ショ糖）の糖質とは別物なので、白米同様、悪者扱いにするレベルではないでしょう。
緑豆春雨を選ぼう！
春雨は本来、緑豆のデンプンで作られていましたが、イモ類のデンプンから作った春雨も出回るようになりました。
後者の方が、糖質は高くなるので、なるべく「緑豆春雨」という昔ながらのものを選ぶようにしましょう。
豆類にもデンプン質は含まれますが、イモ類と比べると低めです。
またイモ類のデンプンも、食べ過ぎるとさすがに問題ですが、適量であれば、ショ糖のように直接、血糖値の乱高下の原因とはなりにくいので、神経質になる必要はないでしょう。
春雨は「緑豆春雨」でもイモ類から作られた「春雨」でも、小麦でできた麺類よりもかなりカロリーダウンできますし、グルテンフリーの点でも心配は少ないです。
大手うどんチェーンでも、ダイエット麺として、春雨メニューを取り入れている店舗もあるようですね。
緑豆春雨の栄養価は？
緑豆春雨は、主原料の緑豆に利尿作用があるので、ムクミ対策に適した食材といえるでしょう。
他に、鉄やカルシウムも含みます。
小麦でできた麺では、鉄やカルシウムは取れないので、春雨はカロリーダウンできるうえに、ミネラルが摂れる点もいいですね。
また、緑豆のデンプンでできているので、炭水化物として腹持ちもよく、空腹感に悩むことなくダイエットできるでしょう。
カロリーは乾燥した状態の緑豆春雨10gで、約34kcalほど。水で戻すと40g相当になります。
麺類の代わりに使用する場合は一人分、乾燥した状態で20～30gを利用すれば、麺として80～120g相当、カロリーも68～102kcalほどです。
ダイエットにカロリー計算は必要ないですが、目安としてカロリーを知っておくと、その分、低脂質低糖質ということがわかります。
おかずやスープの具として使う場合は、一人分、乾燥した状態10gで十分でしょう。
緑豆春雨の簡単マグカップ・レンジスープレシピ
インスタントの春雨製品も充実していますが、添加物や塩分が気になる方は、アレンジメニューを覚えておくと便利です。
まず大き目のマグカップ（300ccは入るもの）を用意し、緑豆春雨は、たっぷりの熱湯で戻しておきましょう。
※お鍋で春雨を茹でるのが面倒な時は、春雨をマグカップに入れ、熱湯を注いで、5分ほど待ち、湯だけ捨て、下記のレシピでスープを作りましょう。
※レシピは全て1人分です。
※使用する春雨は乾燥の状態で10gです。
●トマトスープ風味
- 戻した春雨1人分と、1cmほどのサイコロ型にカットした桃太郎トマト1個分、みじん切りにした玉ねぎ大さじ1、すりおろしたニンニクと生姜を各小さじ1/2（チューブのものでもOK）、みじん切りにしたベーコン1枚分をマグカップに入れる。ラップをして、500Wの電子レンジで3分加熱する。
（玉ねぎがまだ固いようならさらに1分加熱） - 取り出して熱湯を注ぎ、塩胡椒で、お好みの辛さを調整して出来上がり。
お好きなハーブをトッピングしてお召し上がりください。
●中華風スープ
- マグカップに戻した春雨1人分と乾燥わかめひとつまみ（1g）をちぎって入れ、缶詰コーン大さじ1、キャベツ1/2枚分を食べやすい大きさにちぎって入れる。大さじ1の水を入れてラップをし、500Wの電子レンジで3分加熱する。
- 取り出して、無添加ブイヨン小さじ1/4と熱湯を注いでよくかき混ぜ、仕上げにゴマ小さじ1、ごま油小さじ1/2を入れてお召しあがりください。お好みで塩をプラスしてください。
さいごに
スープに入れる材料を、切ったりちぎったりするだけで、インスタントなみの手軽さです。
忙しい朝時間や、お昼休みに、「緑豆春雨」のスープをプラスして、腹持ちのいいダイエット食として取り入れてみてください。
