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毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

パイナップルは高タンパクによる腸ダメージを改善?

糖質のオフの影響で、タンパク質食品を中心にしている人が増えていますね。
その影響なのか、ひそかに、高タンパクで腸ダメージを受けている人も増えつつあるとか? 特に肉食中心の人はご注意です。
そんな状態を救うのに、パイナップル摂取が役立つことがわかってきました。

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高タンパク食の落とし穴

タンパク質は体内の各器官や、肌、髪、筋肉などの材料になるので、大切な存在ですが、糖質オフを実行している人は、3大栄養素のバランスで「炭水化物」(糖質)の割合が減るので、高タンパクになりがちです。

タンパク質は腸内でアンモニアやスカトール、インドールといったアルカリ性物質を産生する働きもあるので、カラダが高タンパク状態になると、これらの産生量が多くなり、腸のバリア機能を弱めてしまうことがわかってきました。

こうした腸内環境ではタンパク質は悪玉菌のエサとなり、毒性物質の「リポポリサッカライド」(以下LPS)を産生します。
この物質は、前述のアルカリ性物質の影響で、腸バリアの機能が弱まるので、腸バリアを通り抜けて、血流にのり、全身を駆け回って、体内のあちことで炎症を起こすのです。

すなわち、糖質オフによる、肉食中心では、体重は減るかもしれませんが、全身に毒素が回りやすい、ということになります。

LPSはインスリンの効き目も弱める!?

京都府立大学医学部の研究でも、LPSの影響で、体内で炎症が起き始めると、血糖値をコントロールするインスリンの効き目が弱まったり、動脈硬化などの血管の病気になる可能性が高まることがわかっています。

また、脂肪肝などメタボの心配も出てきますし、肌荒れや、カラダのあらゆる部分の老化を進めてしまうことにもなるそうです。
行き過ぎた糖質オフはアンチエイジングなど美容面でも悪そうですね...

やはり糖質オフの悪影響の報告は続々と出てきているので、期間を決めて実践するなど、程度に利用しましょう。

パイナップルのタンパク質分解酵素に注目!

ここで役立つのがパイナップルに含まれるタンパク質分解酵素の「ブロメライン」です。

牛肉や豚肉の赤身肉をよく食べる人は、LPSの産生量が多く、大腸がんになるリスクも高いことがわかっています。

しかし、LPSを体内で作らせないようにために、お肉と一緒にパイナップルを食べておくと、LPSの産生量が格段に減ることがわかってきました。

パイナップルに含まれる「ブロメライン」には、胃の消化酵素の1つである、ペプシンの働きを助け、タンパク質をアミノ酸に分解し、腸の負担を軽減します。

また、肉食中心の人は、未消化のタンパク質の影響で、赤血球がつながりあって、末梢の血流が起き、イライラや頭痛、肩こりなど慢性的な不調の原因になります。

ブロメラインは、この「赤血球のつながりあい」をほどいて、末梢の血流を改善する作用があるので、肉食中心の人には不調の原因を取り除いてくれる果物となるのです。

パイナップルの栄養価

このブロメラインは、強力なタンパク質分解酵素なので、肌が弱い方は、口がかゆくなる場合があります。
唇に触れないよう、小さくカットしてからいただくといいでしょう。

缶詰のパイナップルの場合、加熱処理されているので、このブロメラインは消失して、効き目はないので、生のものを食べるようにしましょう。
スーパーでもカットフルーツコーナーで年中買えるので取り入れやすいですね。

パイナップルは、腸内の善玉菌のエサとなる食物繊維も含まれ、疲れをとるカリウム、ビタミンCも含まれます。

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さいごに

パイナップルの名産地の1つ、ハワイでは、豚肉のソテーにパイナップルを添える有名な料理がありますね。
中華料理では酢豚にパイナップルを入れたり、欧米でも、肉料理にパイナップルソースをかける風習があります。

火を通しすぎると、ブロメラインの酵素が失活してしまいますが、理にかなった料理と言えるでしょう。

パイナップルは表面だけ焼いて、中は生の部分を残すように調理してください。
ステーキの「レア」のような感じで焼くといいでしょう。

焼き肉が大好き!という方は、必ずデザートに生のパイナップルをいただくようにして、血流を守りましょう。