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太ると脳にゴミが溜まる?ヤル気の低下、認知症に

認知症の発症は、一般に65歳以上から多くなると言われていますが、食生活の偏りで太りやすい人は、脳にゴミがたまり、約20年で認知症を発症することがわかってきました。
脳のゴミの正体とは、一体何なのでしょうか?

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脳のゴミの正体は「βアミロイド」

認知症の初期の症状は、ヤル気がない、物忘れがひどくなる、理解力や判断力が乏しくなる、というものです。
認知症を患っていなくても、こうした症状は、若年層でもあることです。
それは、脳のゴミ「βアミロイド」が溜まっているからかもしれません。

βアミロイドは、神経細胞から分泌され、これが過剰に産生されたり、排出機能が低下されると脳内に溜まってしまいます。
またβアミロイドは一定量に達すると、今度は「タウ」というタンパク質が溜まって、神経細胞を破壊してしまうのです。
神経細胞が破壊されると、「海馬(かいば)」という記憶を司る機能が低下して、ますます記憶力や認知力が弱まります。
また神経伝達物質である「アセチルコリン」の分泌も減少するので、新しいことが覚えられなくなるという現象も起きます。

この脳のゴミは、認知症を発症する15~20年前から、脳に溜まり始めることが近年の研究でわかってきました。
※参考:『BRAIN and NERVE』2018年3月

認知症の平均発症年齢は65歳なので、40代から、脳のゴミが溜まり始めるということですね。
また50代の早期認知症の方もいらっしゃるので、30代後半から特に、太りすぎないよう、食生活を心がけておきましょう。

食生活の偏りで脳にゴミが溜まりやすくなる?

実際、いつからβアミロイドが脳に溜まり始めているのか、自分では測定できないので、わからないでしょう。
予防するには生活習慣の改善が一番だと考えられており、運動不足や喫煙、飲酒に加え、食生活を改善して、肥満、高血圧、高血糖などメタボの原因になりやすいものをなるべく早い時期から減らしておきましょう。

メタボや糖尿病など、太っている人たちの認知症リスクは、健常者と比べて2倍も高いと言われています。
その分、βアミロイドの排出機能が低下しやすいということですね。

食生活では血流改善につながる魚介類のDHAやEPAの摂取を増やし、高脂質、高糖度の揚げ物やスイーツの食べ過ぎに注意しておきましょう。

また食の欧米化はどうしても野菜が不足するので、野菜の摂取を意識したり、野菜や魚がバランスよく摂れる和食中心の食生活を心がけましょう。

そうすることで、βアミロイドが例え溜まったとしても、「タウ」という悪質のタンパク質に侵されずに、βアミロイドを排出することができるでしょう。

日頃から記憶力UPのトレーニングを!

生活習慣や食生活の改善も必要なことですが、脳の「海馬」の記憶量を正常化させるにも、日頃からトレーニングしておくといいですね。

簡単な資格試験にチャレンジして、暗記する事柄を増やしたり、お気に入りの小説やドラマの登場人物をメモに書いて覚えたり、などです。
また初めての職場や、クライアントの名前を覚えるのは大変ですが、名刺交換をしたら、頭の中で、10回以上唱えたりするのも効果的です。

ややこしい事柄は、ゴロ合わせで覚えておくのも、思い出す時の引き出しとなって、記憶力UPの訓練となるでしょう。

さいごに

今は人生100年時代と言われていますよね。
脳にゴミが溜まって、認知症の時期が早まると、半生を何だかわからないまま過ごすことになってしまいます。
目の前の、喫煙や飲酒、スイーツ、揚げ物は、あなたの未来をダメにするかも(?)しれないので、ほどほどにしておきましょう。