野菜&果物の美養栄養学

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胃腸の老けは運動不足と野菜・魚介類不足が原因か?

胃腸の老けは、便秘が第一の原因と考えられているようですね。
胃と腸は密に関係があるので、腸の状態が悪いと、ダイレクトに胃に響き、いつしか胃にピロリ菌が棲みついて、胃潰瘍や胃がんへと発展していきます。
そして腸そのものも大腸がんリスクが高くなります。

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胃の老けはピロリ菌除去から

「胃」そのものは、正式名称『ヘリコバクター・ピロリ』という通称ピロリ菌が棲みつかない限り、直接老化はしないと考えられています。
ピロリ菌は主に胃の内部の粘膜に棲みつき、日本人の胃がん患者の99%の胃の中に存在しているのです。
ピロリ菌は「胃がん検診」の血液検査でわかるので、各自治体や会社の健康診断を通せば、保険適用で受けられるので、胸やけや胃もたれしやすい方は、早めに検診しておきましょう。
ピロリ菌は早く体外から撃退しないと、食生活を気を付けただけでは、体外に出てくれないのです。

胃は腸の不健康も影響する

ピロリ菌は便秘しやすい人の胃に棲みつきやすいとも言われていますね。
また、ピロリ菌が存在していない人が胃もたれや胸やけしやすい場合は、腸の状態を疑ってみましょう。

原因はやはり食生活。
パンやスイーツ、肉食、ファストフードの利用が多い人、お酒や喫煙習慣がある人も、腸相が悪くなります。
ピロリ菌も名前の通り菌類なので、一般にカラダに悪いと思われている食品の糖質やタンパク質をエサに、徐々に増えて私たちの胃に棲みつき、胃がん細胞を育てているかもしれないのです!?
自分へのご褒美と思っているスイーツも、頻度が高いと、カラダに悪さする病原菌のエサと化してしまうので、注意が必要ですね。

腸が老けるのは運動不足と野菜・魚介類不足

加齢とともに、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)の活発さが衰えていき、便秘しやすくなります。
若年層では、運動不足の状態が続くと、やはり腸の蠕動運動が衰えていくので、歩く機会を増やしたり、ストレッチやスクワットなどの簡単な運動を取り入れておきましょう。
腸の蠕動運動が衰えて、便秘すると、腸に老廃物が溜まった状態なので、胃に入った食物の消化吸収も滞ることになります。
そのため、カラダにいいものを食べていても、せっかくの栄養成分が血流に乗らず、カラダは栄養不足に陥ります。

満員電車でも、先に乗っている乗客が降りてくれないと、新しい乗客は電車に乗れませんよね。
便秘とは腸で同じような現象が起きていることになるのです。

これを解消するには便秘を改善してくれる野菜の食物繊維類と魚介類のEPAやDHAが役立つでしょう。

野菜の食物繊維と魚油のEPAとDHAで予防

野菜からの食物繊維と魚油からとれるEPAとDHAの摂取が多い人は、大腸がんリスクが少ないことが知られていますね。
EPAやDHAは、中性脂肪など、カラダに溜まった余分な脂肪を溶かしだす働きがあるので、老廃物除去に役立ちます。
肉食中心の人は、タンパク質食品をまずは、魚介類にチェンジするだけでも、腸内のおそうじにつながるでしょう。

大腸がんや胃がんは、総じて野菜不足が挙げられていて、食物繊維の摂取を増やすことで、便秘の改善につながります。
食物繊維は、冷たいご飯に出現するレジスタントスターチや、てんさい糖やトウモロコシに含まれるオリゴ糖、高野豆腐のレジスタントタンパクも、似たような働きをするので、野菜と一緒に、便秘改善食として取り入れておきましょう。

さいごに

胃腸の老けも、ピロリ菌の原因も、もとは便秘から始まっているので、この大元を治すように努めましょう。

「便秘は万病のもと」とよく言われていますが、昔からの謂れは理にかなっていることが多いので、野菜を嫌わず、積極的に取り入れてください。