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誤嚥性肺炎はのどの筋力低下と喫煙も原因?対応食は

誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)も加齢と共に増える、高齢者に多い病気の1つですね。
原因はいろいろありますが、のどの筋力低下と、喫煙で、のどのダメージを受けることが大きな要因としてあがっています。

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のどの筋肉と誤嚥性肺炎の関係は?

のどを支える筋肉は、咽頭の下にある喉頭蓋(こうとうがい)と喉頭(こうとう)、のど仏、声帯などが位置する部分に存在しています。

そのため、のどを支える筋力が低下すると、のど仏周辺の動きが悪くなって、飲食物が食道へ流れず、気管に入ってしまうことが多くなるのです。

健常者の方や、若年層の人たちでも、気管に食べ物が入って、咳き込んだ経験はあることでしょう。
のどの筋力が衰えると、その回数が増えてしまうのです。

一度、気管にものが入っただけでも、声が出にくく、かすれたりするので、回数が増えると、やがて「誤嚥性肺炎」を罹ってしまうので、注意が必要です。

高齢者に多い病気ですが、喫煙習慣のある若年層も筋力が衰えやすく、「若年性誤嚥性肺炎」も増えてきているので、のどの筋力を維持するよう努めたいですね。

のどの筋トレで予防

のどの筋トレは、ほうれい線予防の体操と同じく、口を閉じた状態で、舌を唇の内側(歯ぐきに沿わして)でグルグル回す体操や、首を回す体操、また、首を前後にそらして、のどの筋肉を縮めたり伸ばしたりする体操が効果的だと考えられています。

誤嚥性肺炎はよく噛んで予防

食事面では、何を食べるかよりも、とにかく、よく噛んで食べ物を粥状にしてから、飲み込むことも大切です。
1口につき、咀嚼(そしゃく)を30回以上行うのが理想ですが、それだけ食べ物を噛んでいると、粥状になったものから、自然と、のどの奥に流れて、食道にも流れていくので、誤って気管に入る可能性が減っていきます。

固い食べ物だと、嫌でもよく噛まなければいけないので、たまには煮干しやリンゴなどを摂り入れてみましょう。

誤嚥性肺炎と「よくかむ食事」の関係性や適切な食べ物は、過去記事でご紹介したので、あわせてお読みくださいね。

さいごに

 「肺炎」そのものは、厚生労働省の調べでは(平成27年度『人口動態統計』死亡数の死因順位)日本人の死因3位に上がっていますね。
誤嚥性肺炎も肺炎の1つなので、気管に食べ物を誤嚥しやすい方や喫煙者の方は、年齢に関係なく、のどの筋トレと、「よくかむ」習慣をつけて、予防しておきましょう。