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毎日のプチ断食習慣で、腸と脳をクリーンに!

同カロリーでも有害な食品と健康的な食品の違いとは

お惣菜やスイーツ、パン、おにぎりなどを買う時、どうしてもチェックしてしまうのが、カロリーですよね。
最近は、パッケージに大きく「●●●kcal」と表示されているので、それで判断しがちです。

カロリーが同じであっても、他の食品と比べて、肥満、2型糖尿病、心血管疾患など、慢性的な疾患のリスクを高めてしまう食品と、逆にリスクを低下してくれる食品があるのですが、その違いは何なのでしょうか?

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カロリーは同じでも、加糖飲料は最悪か!?

ダイエットの際、カロリーよりも、その食品にどんな栄養成分が含まれているかのほうが大事なのですが、やはりそれを注意しなければいけない、と思わせる論文が先日、アメリカのカリフォルニア大学が発表しました。
その論文は、カリフォルニア大学が、複数の研究の統計を解析した結果ということです。

それによると、加糖飲料は、同じカロリーのデンプンを含む食品と比較して、心臓の代謝リスクを起こす要因を増加させることがわかりました。
加糖飲料は、ジュースをはじめ、砂糖入りのコーヒーや紅茶、エナジードリンク、コーラなどの甘い炭酸飲料が該当しますね。

一方、発ガン性や脂肪を増やすと指摘されている人口甘味料「アステルパーム」が入った飲料では、体重増加は見られなかったということです。
アステルパーム入りの飲料は、発ガン性があるので、毎日の摂取は控えた方がいいですが、たまに甘い飲み物を飲みたくなった時に利用する分には問題ないかもしれませんね。

飽和脂肪酸は発酵食品で摂れば問題ない?

肉類や乳製品は、飽和脂肪酸が多く、体重増加や、脂肪を増やす原因と指摘されていますね。
実際、魚介類や植物性食品に含まれる多価不飽和脂肪酸は、飽和脂肪酸よりも様々な疾患のリスクを低減させるとの報告も多く出ています。
しかし、飽和脂肪酸を多く含む乳製品であっても、チーズやヨーグルトなどの発酵食品は、心血管の代謝リスクの低下につながっているケースもあるようです。

※参考:『肥満学レビュー』2018年5月

この研究では、統計結果を解析してわかったことだけが述べられていて、細かな栄養成分についての解析は、これからの課題、とされています。
しかし、肉類や乳製品を中心とした高脂肪高タンパク高糖度の従来の西洋式の食生活よりも、未精製の穀類や野菜&果物、そして魚油や植物油などの摂取を増やしていくことが、健康増進につながる、と結論付けられています。

さいごに

アメリカの研究なので、日本人の腸相に、チーズやヨーグルトはあわない人もいるので、個人差はあると思いますが、特に加糖飲料の消費は控えておきたいですね。
その中でもエナジードリンクは厚生労働省でも注意喚起が促されているので、これからの季節、暑い日のパワーアップに飲みすぎないよう注意しておきましょう。