野菜&果物の美養栄養学

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コラーゲン摂取量増で骨の健康維持、高血圧改善に

コラーゲンを摂取すると、お肌がプリプリして弾力UPする印象がありますが、食品からコラーゲンを摂取しても、直接ヒトのコラーゲンにはなりません。
食事から得たコラーゲンは、一度アミノ酸に分解されてから、一部は私たちのコラーゲンの材料となりますが、他にも様々な働きがあるのです。
詳細を見てみましょう。

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ヒトの体内のコラーゲンとは?

人間のカラダはあらゆる部位がタンパク質でできていますね。
そのうち約30%がコラーゲンです。
そのコラーゲンのうち、約40%は皮膚組織に存在していて、約10~20%は、骨や軟骨に、他にも目や各器官など、カラダのほとんどの部位にも存在しています。
日本ではコラーゲンが一番多く存在する部位が皮膚なので、美肌や美容面で雑誌などのコラーゲン特集が組まれたり、美肌作用を謳った、サプリメントなどが製品化していますね。
しかし、所変われば、ヨーロッパでコラーゲンというと「骨や関節にいい」というイメージの方が強いようです。

体内でコラーゲン量が増えるとどうなる?

コラーゲンは、加齢と共に、体内で生成されにくくなるので、肌の弾力が衰え、骨がもろく、関節痛などが生じ、そして高血圧など、血圧にまで影響します。

食事から、コラーゲンを含むタンパク質食品を摂ると、アミノ酸に分解されてヒトのコラーゲン生成の材料になり、体内でコラーゲン量が保たれたり、増えたりするわけです。
そうすると、次のような症状の予防や改善が期待できるでしょう。

◆美容面では?

カラダ全体のコラーゲン量のうち40%が皮膚に存在するので、もちろん、肌の弾力もUPしますが、それだけではなく、シワや色ムラ、肌の凹凸、そして肌の赤みや、毛穴を目立たなくする、などの作用が期待できるそうです。
肌悩みのある方は、食事から効率よくタンパク質摂取ができてないため、カラダがコラーゲン不足に陥っていたのかもしれませんね。
コラーゲンのサプリメントなどを開発している(株)ニッピの研究によると、コラーゲンペプチドを1日5g、毎日2ヶ月(8週間)続けて摂取したところ、肌の色ムラや凹凸が、摂取前に比べると有意に減少していたことがわかっています。
※参考:『薬理と治療』2014年

◆骨や関節では?

コラーゲンは、骨や関節、そして血液にも存在するので、体内のコラーゲン量が増えると、骨粗しょう症の予防や、関節痛などの予防、そして血圧の正常化にも期待できるようです。
ニッタバイオラボの研究によると、1日10gのコラーゲンサプリを毎日約3ヶ月続けて摂ると、関節の痛みが軽減しやすいことがわかっています。

城西大学の研究などでも、肌悩みの改善にはコラーゲンの1日の摂取量を5g以上から、そして骨や関節などの改善や予防には1日の摂取量10g以上から、効果が期待できることがわかっています。

体内のコラーゲン量を増やすには?

コラーゲンは肉類や魚介類に含まれていますが、食事からは1日2g程度しか摂取できないようです。
しかし、コラーゲン摂取のためだけに、肉類の摂取を増やすと、他に脂質過多、そして高タンパクなどの問題も生じ、栄養バランスが崩れるので、体調や肌悩みに応じて、サプリメントを利用するのもいいでしょう。

前述のように、食品やサプリメントなどからコラーゲンを摂取しても、直接、即ヒトのコラーゲンになるわけではなく、一度体内でアミノ酸に分解されてから私たちのコラーゲンの材料になるので、毎日、不足しないように摂ることも大切ですね。

サプリメントが高価だと感じる場合は、市販の「ゼラチン」を利用するといいでしょう。お値段も1箱300円前後と手ごろです。

森永製菓 クックゼラチン 13袋入

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ゼラチンの活用法

ゼラチンの活用法としては、おやつにゼリーを取り入れたり、市販のゼラチンパウダーを様々なお料理にティースプーン1杯ふりかけるだけで、簡単に摂取できます。
無味無臭なので、ご飯を炊く時に混ぜたり、おかずを作る時に、調味料と一緒に1さじ加えるだけでOKなので、味付けの邪魔にもなりません。
特にとろみのあるお料理では違和感なく使用できるでしょう。

さいごに

筆者は個人的に、サプリメントで栄養補給をしない派なので(否定はしていません)、市販のゼラチンを大いに活用しています。
料理にコクが出るようにも思いますし、乾燥肌が改善されたと感じています。