野菜&果物の美養栄養学

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ストレスと睡眠不足が肌トラブルに?カラクリとは

ストレスや睡眠不足が続くと、「肌トラブルが起きやすい」と言いますが、そのカラクリはどうなっているのでしょうか?
特にストレスが多いとシミが濃くなるいというデータもあるので、詳細を見てみましょう。

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ストレス過多でシミが濃くなるカラクリは?

女性20名を対象とした唾液テストによると、ストレスが増えるとリラックス状態の時よりも、活性酸素の発生率が、3倍に増えることがわかりました。
そして細胞テストでは、活性酸素の発生率が上がると、体内に活性酸素が少ない時と比べて、メラニンの生成量が増え、シミが濃くなる可能性が高くなるそうです。
※ポーラ研究所調べ

シミの元凶である活性酸素やメラニンは、日焼け対策をしっかりと行っていてもストレスが多いと増えてしまいそうですね…。
ストレス軽減もシミ予防と考え、温厚に過ごしたいものです。

ストレス過多だと皮脂量が増え、大人ニキビやベタつきに

ストレスが増えると、コルチゾールという成分が分泌され、その影響で、女性でも男性ホルモンの分泌量が増えます。
その結果、皮脂腺が活発化され、皮脂の分泌がさかんになってしまいます。
そのため、肌のターンオーバーのサイクルも乱れ、肌の角層が分厚くなって、毛穴がふさがりやすくなるのです。
そうすると、毛穴詰まりが起こり、大人ニキビや吹き出物が発生します。
皮脂の分泌がさかんな部位は、顔の肌だけでなく、頭皮、胸元、背中なども該当します。
また頭部からの汗が流れてきやすい、うなじや耳回りも、吹き出物が出やすい部位ですね。

睡眠不足は血流が悪くなり皮膚温が下がる?

ストレスが溜まってくると、神経が過敏になり、睡眠障害を起こす場合がありますね。
ストレスが多いと、睡眠時間を確保していても、睡眠が浅かったり、夜中に何度も目を覚ましたりして、カラダは睡眠不足に陥っていきます。
そういう状態が続くと、血流が悪くなり、皮膚の温度が下がってきます。
これはストレスや睡眠不足による自律神経の乱れで、血流が悪くなっているのですね。
睡眠不足になると、自律神経の「交感神経」が優位になると、血管が収縮して、血行不良を起こし、皮膚温が低下するのです。
皮膚温が低下するとどうなるのでしょうか?

皮膚温が下がると肌の乾燥、クマ、くすみに?

皮膚の温度が下がると、新陳代謝が悪くなるので、肌の表面は潤い不足になります。
カラクリとしては、皮膚内の細胞と細胞をつなぐ役目のある「タイトジャンクション」という機能が悪くなって、肌内部の水分やカルシウムイオンが流出してしてしまって、肌の角質が造られず、バリア機能が乱れる、という現象が起きます。
※参考文献『生理学トレーニングノート』

この結果、肌が乾燥したり、クマやくすみなど、肌トラブルを起こすのですね。

以上が、ストレスと睡眠不足によって起きる肌トラブルのカラクリとなるわけですが、これを改善するにはどうすればいいのでしょうか?

夜は副交感神経を優位にしておこう!

ストレスも睡眠不足も、脳の自律神経が「交感神経」優位になっている状態です。
昼間は、交感神経が優位な方が、程度な緊張を保て、仕事や勉強、家事が捗ったりするわけですが、夜間も交感神が優位なままだと、当然、眠れなくなります。
そこで、「副交感神経」を有意にしておく必要があるのです。
副交感神経はリラックス作用があり、心地よい眠りを誘う作用がありますが、昼間に現れると、仕事中に眠くなるので、昼夜逆転しないためにも、夜間に副交感神経を優位にしておく必要があるのです。

夜間に副交感神経を優位にする食べ物とは?

コーヒーやエナジードリンクなどカフェイン量が多すぎる飲料や、糖度の高いチョコレートや、スイーツ類はなるべく18:00以降に摂らないようにしましょう。

夜、就寝時のタイミングで副交感神経を優位にする食べ物は以下の通りです。

  • 唐辛子や香辛料などの辛い物を夕食に
    カレー、韓国料理など、唐辛子系のスパイスが入った料理は、一時的に体温を上げ、その後、体温を下げる作用があります。
    体温が下がっていく時に、眠気が生じるので、夕食に取り入れるといいでしょう。
  • 朝食の味噌汁
    味噌の原料となる大豆にはトリプトファンを多く含みます。
    トリプトファンはメラトニンを再合成する過程で、副交感神経を優位にして、質の良い睡眠を誘うのですが、その作用は体内で10時間以上かかると考えられています。
    そのため、朝食で味噌汁をいただいておくと、ちょうど夜に作用してくれるでしょう。
  • 朝食のバナナ、豆乳、牛乳
    味噌汁と同様、バナナ、豆乳、牛乳にもトリプトファンが含まれています。
    バナナもよく朝食に取り入れられる食材ですね。
  • 豆腐や卵
    夕食では、豆腐や卵などのタンパク質食品からアミノ酸を補っておきましょう。
    夕食で肉類をたくさん食べると、消化に時間がかかり、カラダに負担をかける場合があります。
    そのため、カラダが休息できず、副交感神経が優位になりにくいとも考えられているので、カラダに負担の少ない豆腐や卵など軽めのタンパク質食品がオススメです。

さいごに

肌トラブルは、ビタミンやミネラルなどでも予防や改善につながりますが、ストレスや睡眠不足など、根本的な改善も必要ですね。
まずは、日中のイライラを防ぐために、甘い飲料やスイーツの摂取を控えてみましょう。
それだけでも、ココロやカラダのストレスは軽減され、物事の受け取り方や見方が変わるかもしれません!?