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女性の結腸ガンと赤身肉摂取の関係~英・ガン研究

イギリスの最新ガン研究で、赤身肉を食べていない女性は、大腸ガンの中でも「結腸ガン」と呼ばれるガンのリスクが極めて低いことがわかりました。

日本でも、大腸ガンは女性の死因の上位に入っているので、この研究の詳細を見てみましょう。

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女性の大腸ガンと赤身肉摂取の関係とは

イギリスのリーズ大学は、国際共同研究の1つとして、女性の食生活と、大腸ガン(結腸ガン、直腸ガン)との関係性を調査しました。

大腸ガンの中でも、ガンが発生しやすいとされている「結腸」という場所に焦点を当てて、食事の影響が調査されています。
その中で、赤身肉を定期的に食生活に取り入れている女性と、ほとんど赤身肉を取り入れていない女性を比較すると、定期的に赤身肉を食べている女性は、結腸ガンになるリスクがかなり高いことがわかったのです。

調査では、赤身肉の他に、鳥類の肉、魚介類、ベジタリアン食についても同様に、結腸と食事の関連性が調べられ、約32,000人のイギリス人女性が対象となった大規模な研究でした。

この調査のために1995年~1998年の間に募集してきた女性を対象に、17年間追跡調査が行われた結果となります。

その期間に462件の大腸ガンが報告され、このうち335件が結腸ガンであったそうです。
そして、この結腸ガンになった女性たちは赤身肉を定期的に食べていたことがわかったのです(該当者の全員ではありません)。
※参考:『国際がん学雑誌』

赤身肉は頭痛やPMS、月経痛をひどくする?

ここからは、上記の研究報告とは別のお話しとなりますが、赤身肉は他にもカラダによくない影響が次々と報告されていますね。

特に女性は、月経周期によって、カラダのリズムが毎週のように変わります。
そんなデリケートな女性の体調にも、赤身肉は悪影響を及ぼすことがあります。

例えば牛肉の赤身肉はヒスタミンやプロスタグランジンなどを体内で放出する場合があり、こうした成分は、頭痛や月経痛をひどくすることがあるのです。

よく肉食の人は、攻撃性が高くなるといいますが、頭痛や月経痛が強まると、ヒステリックな心理状態になるのは致し方ありませんよね。
怒りっぽい、イライラが爆発しやすい、という方は、食生活の改善で、ココロも穏やかになるかもしれませんね。

さいごに

大腸ガンのリスクが高まるということは、すなわち、腸相が悪くなることを指すので、日頃から便秘などに悩まされることになりますね。

そうなると余計に頭痛やイライラ、そして肌荒れなどの原因になっていくので、やはり腸内環境はキレイに越したことはありません。

ガン細胞は毎日5,000個作られていると考えられており、少しずつ静かに私たちのカラダを蝕んでいます。
健康な状態であれば、毎日免疫細胞の活躍で、毎日発生するガン細胞を撃退してくれるのですが、免疫力が弱ると、ガン細胞が少しずつ増えて、やがて疾患としての「ガン」として、大々的に攻撃して、私たちのカラダを痛めてきます。

毎日、確実にガン細胞を消去するためにも、日頃の食生活から、赤身肉の摂取を控えたり、抗酸化成分をたくさん含んだ野菜や果物の摂取も増やしておきましょう。