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大量の精製小麦や砂糖摂取は頭頸部ガンに?米・研究

スイーツやパンばかり食べている人に警鐘です!
アメリカのガン研究で、数年間、大量の炭水化物や糖分を摂取し続けていると、頭頸部ガンになる確率や再発、そして死亡率が高まる、という報告です。
詳細を見てみましょう。

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頭頸部ガンと糖質(炭水化物)の関係は?

冒頭の研究報告は、アメリカ、イリノイ大学 アーバナシャンペン校によるものです。
この研究によると、炭水化物のうち、「単純糖質」と呼ばれる白く精製された小麦粉やその加工食品、そして白く精製された砂糖類とそれを使った加糖飲料や加工品を摂取した場合、頭頸部ガンのリスクが高まるようです。

しかし、炭水化物でも、「複合糖質」と呼ばれる全粒粉穀物やいも類、豆類などからのデンプン質は、治療食に程度に取り入れることで、保護効果が見られ、ガンの進行や再発を防ぐそうです。
※参考:『国際がん学雑誌』2018年3月

主食に精製小麦粉で作られたパンを毎日食べている方、スイーツ好きの方は、体内が高糖度とならないよう、野菜や海藻、大豆製品、魚介類なども取り入れて、くれぐれも栄養が偏らないよう、注意しておきましょう。

研究内容の詳細

この研究では、400人以上の頭頸部ガン患者を対象に、治療前の食生活と健康の関連が調査されました。
そして治療開始から、平均26ヶ月の追跡調査を行いました。

対象者の「単純糖質」と呼ばれる精製小麦食品、スイーツ、加糖飲料などの摂取の統計をとったところ、これらの摂取が一番少なかった人たちの平均糖質摂取量は1日1.3サービング。
そして一番摂取の多かった人たちの平均は1日4.4サービングとなりました。

その結果、治療前に「単純糖質」の摂取量が多かった患者さんは、少ない患者さんと比べて、追跡期間中に亡くなったケースが高かったということです。
※参考:『国際がん学雑誌』2018年3月

頭頸部ガンは治療が困難なガンの1つですが、この研究により、ガン患者を救う食事指導の改善に役立つとして、早くも注目が集まっているようです。

頭頸部ガンとは?

あまり聞き慣れないガンかもしれませんが、頭頸部ガンとは脳より下の位置から、鎖骨までの部位に発症するガンの総称です。
該当部分としては耳鼻咽喉、口腔、食道、唾液、頸部(首)などです。

「単純糖質」は摂り過ぎると、食後高血糖を起こしたり、バランスのとれた食事をせず、インスタント食品や菓子類を食べて過ごすと、鼻が詰まったり、咳が出たり、味覚障害を起こしたりするので、頭頸部に悪影響を起こしやすいと考えられますね。

ガンを引き起こすのは単純糖質の「大量摂取」が原因なので、全く食べたらいけないわけではありません。
摂取頻度の多い人は、量を徐々に控えていき、ほどほどの脂質やタンパク質、そして全粒粉穀物からできた菓子類やパンにチェンジしていきましょう。

さいごに

アメリカの研究なので、ご飯は対象に入っていませんが、ご飯は精白米であっても「複合糖質」の部類に入っているので、単純糖質のような打撃はないと考えられます。
恐るべきはスイーツや加糖飲料の大量摂取です。
健康食(ドリンク)だと勘違いしやすい、スポーツドリンクやエナジードリンク、そしてウィダ●ンゼリーやカ●リーメイトといった商品も大量の砂糖が含まれているので、摂り過ぎないよう注意しましょう。

野菜の惣菜やサラダを一品増やすだけで、ビタミンやミネラルが補われ、栄養バランスも整うで、パンやスイーツの摂取の多い人は少しでも取り入れておきたいですね。