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生涯で飲むアルコール量がガンや死亡リスクと関係?

イギリスの最新ガン研究で、生涯の飲酒量で、ガンになるリスクや死亡リスクが変わってくることがわかってきました。
若年層の方でも毎日大量のお酒を飲んでいるなら、若くして死亡リスクの高い病気になるかもしれません!?

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どの程度なら楽しくお酒を飲める?

米国の推奨アルコール量は、男性は1日2ドリンクまで、女性の場合は1日1ドリンクまでとなっています。
一方、日本では、男女ともビールの中ビン1本、日本酒1合を適度なアルコール摂取量としていますね。

イギリスのクイーンズ大学ベルファスト校の研究では、平均生涯飲酒量が、1日1ドリンク未満の、軽度な飲酒習慣がある人で、ガンや死亡のリスクが最も低くなることがわかりました。
そして、ガンの種類によっては、飲酒量の増加に伴い、徐々に発症リスクが高まる場合もあるそうです。

ガンや死亡リスクが高まってくる飲酒量とは?

一般に、中程度の飲酒量から、徐々にガンの発症リスクを高めることがわかっており、また、軽度のアルコール摂取は、カラダの健康効果や疾患予防につながると考えられています。
特に心血管系疾患による死亡リスクはこれに該当するそうです。

今回のイギリスの研究では、アメリカの疫学研究で追跡調査されたデータを解析し、飲酒量とガンや死亡リスクの関係を調べました。

ガンの種類は、前立腺ガン、肺ガン、大腸ガン、卵巣ガンです。
これらの検診に参加した約10万人分のデータを平均8.9年間、追跡調査され、解析されました。

この追跡期間中に約9,500名の死亡、約13,000件のガンが発見されています。

データ解析の結果、最もガンや死亡リスクが低くなる飲酒量は、週1~3ドリンクでした。

では、全くお酒が飲めない人はどうだったのでしょうか?

お酒を全く飲まない人もガンや死亡リスクが高い?

全く飲まない人や週1ドリンク未満しかアルコールを飲まない人たちは、なんと、1日2~3ドリンクの重度飲酒者や、1日3ドリンク以上の過剰飲酒者と同じように、ガンや死亡リスクが高まったということです。

けれども、飲酒量の増加に伴い、ガン発症リスクや死亡リスクは、ダイレクトにリスクが高まるそうす。
※参考『プロス医学』

お酒を全く飲まない人や極たまにお酒を飲む程度の人は、お酒を飲まない分、他の要素でガンなどのリスクが高まるのかもしれませんね。

ただし、この研究だけでは、軽度の飲酒量の人たちが、一番、ガンや死亡率が低いということがわかっただけで、それが直接、カラダの健康効果や疾患予防につながるという証明にはならない、とされています。

さいごに

筆者は個人的に、全くお酒が飲めない人に分類されますが、お酒が飲めない分、お酒の席では、食べる量が増えてしまうので、「暴食」の方に気を付けなければいけないと感じています。
またお酒を飲めない人は、スイーツ好きの人が総じて多いので、「お酒を飲まないから健康だ!」と過信しないように気を配りたいものですね。

お酒をたしなむ方は、量を調整して、楽しいお酒ライフを送ってください。