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夫婦は共に糖尿病リスクが上がる?デンマーク・研究

もし、ご夫婦、どちらかが肥満または糖尿病の場合、パートナーを糖尿病健診に連れて行った方がいい!? というデンマークからの研究発表です。

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Ⅱ型糖尿病は夫婦で共にかかりやすい?

デンマークのコペンハーゲン大学とオーフス大学の共同研究によると、配偶者の一方のBMIと、他方の配偶者のⅡ型糖尿病リスクの関連を調べたところ、有意に関連することをつきとめました。

研究では、イギリスの「イギリス人加齢縦断研究」より、約3,600人の男性と、約3,500人の女性のデータを分析しました。

これまでにも、夫婦やパートナー同士など、一緒に暮らすもの同士は、食事内容や運動習慣を共有するので、体重の推移が似てくるということがわかっていました。

そこで、研究チームでは、夫婦間(パートナー)で一方が肥満であると、糖尿病リスクも高く、そしてパートナーも同様の傾向があることがわかってきました。

男女で差がある?

男女には差があり、妻側のみに体重調整を行ったところ、夫はBMIによるⅡ型糖尿病のリスクは上昇しなくなりましたが、逆のパターンの夫側のみに体重調整を行っても、妻のⅡ型糖尿病リスクは高いままであったそうです。

また、男性の場合、自身のBMIに関わらず、妻のBMIが30の男性は、妻のBMIが25の男性よりも、Ⅱ型糖尿病の発症リスクが、約20%も高かったそうです。

家庭の食事のきりもりを女性がしているから?

こうした結果は、家庭の食事の管理は、たいていどこの家庭も女性がきりもりしているからではないか? と研究者たちは考察しています。

女性は、夫やパートナー、家族の食生活に影響を与えやすいので、特に女性が肥満または糖尿病だと、その配偶者はより糖尿病リスクが高いということがわかったそうです。
※参考:『糖尿病学』

さいごに

確かに、一人で暮らしている時は、男性は特に菓子類などを買っていなかったのに、結婚後、配偶者の影響で菓子類を食べるようになったり、嗜好が変わりやすい傾向にあるかもしれませんね。

家庭を持つ女性の方は、夫をはじめ、一緒に暮らす家族に、ご自分の嗜好が影響しやすい、ということを念頭において、旦那様やご家族の健康のかじ取りをするようにしましょう。