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ビタミンDと大腸ガンの関係とは?ハーバード・研究

ビタミンDは、カルシウムと共に、骨の健康を守ることで有名な栄養素ですが、血中ビタミンDの濃度が高いと、大腸ガンのリスクが低下すことが、ハーバード大学の最新ガン研究でわかってきました。
詳細を見てみましょう。

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ビタミンDと大腸ガンの関係とは?

ビタミンDと大腸ガンは、一見、関係なさそうに思いますし、今までも、この2つの関連性の研究は例が少なく、決定的な論証はありませんでした。
しかし、今回の研究で、関連性が深いことがわかってきたようです。

研究では、【A】大腸ガン患者、約5,700名と、【B】その対象者となる大腸ガンではない人たち約7,100名を対象に、様々な数値が解析されました。

ビタミンD濃度は骨の健康に充分だと考えられている最低ラインの数値(50-62.5nmol/L)を保てている人たちと比べて、30nmol/L未満の、ビタミンDが欠乏している人たちを比べると、後者の方が、大腸ガンの発症リスクが31%も高いことがわかりました。

一方の、血中ビタミンD濃度が高い人たちは、

  • 75-87.5nmol/Lの場合、大腸ガンリスク19%低下
  • 87.7-100nmol/Lの場合、大腸ガンリスク27%低下

という結果になりました。 ※参考:『国立がん研究所雑誌』

ビタミンD濃度を高めるには?

この研究により、ビタミンDの血中濃度は、高いほどいい、ということがわかりましたね。
ビタミンDは日本人も含め、世界各地で欠乏している人の方が多いと言われていますが、サプリメントなどで、過剰に摂取しすぎると、血管がもろくなり、心臓系の疾患リスクを高めてしまうので、適量を守るようにしましょう。

サプリメントは過剰摂取が心配なので、なるべくなら食事や日光浴で取り入れるのがオススメです。
食事からの摂取なら、少々、きのこ類を食べ過ぎても、過剰摂取の範囲には届かないでしょう。

今は、紫外線が気になる季節ではありますが、日光を浴びることで、皮膚からビタミンDが生成されますので、日焼けしにくいと考えられている、午前8時までの日光を10分程度あびる機会を作るといいでしょう。

それでも日焼けが心配な場合は、以下にご紹介する食品で、ビタミンDを補給しておきましょう。

ビタミンDを含む食べ物とは?

ビタミンDは、主に魚介類やきのこ類に多く含まれています。

  • 魚介類(食品100g中)
    1. しらす干し:61.0㎍
    2. イクラ:44.0㎍
    3. 鮭(サケ):32.0㎍
    4. 鰻(うなぎ)の蒲焼:19.0㎍
    5. さんま:19.0㎍
    6. 鰯(いわし):10.0㎍
  • きのこ類(食品100g中)
    1. きくらげ(乾):43.5㎍(10g中)
    2. 舞茸(まいたけ):3.4㎍
    3. ぶなしめじ:2.2㎍
    4. エリンギ:1.8㎍
    5. 干ししいたけ:1.68㎍(10g中)
  • その他(食品100g中)
    • 卵:1.8㎍

以上の食品リストをご参考に、ビタミンDを摂取して、血中ビタミンD濃度を高めておきたいですね。

さいごに

大腸ガンは、日本人の死因でも上位で、特に女性は大腸ガンの中でも「結腸ガン」のリスクが高く、ガンで亡くなる方の、約12%を占めているようです。
※参考:厚生労働省、悪性新生物の部位別死亡比率(女性)2016年現在

そして女性は、加齢と共に、女性ホルモンの影響で骨量も減少傾向になるので、ビタミンDの摂取は、大腸ガン予防、そして骨の健康維持、両方に役立つので、不足しないように取り入れておきましょう。