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ビールのホップが体重減、メタボ改善に? 米・研究

暑い季節はビールが美味しいですよね。
飲みすぎるとプリン体など、太る原因となりますが、体重70kg辺りで350ml(一缶)までを毎日取り入れると、体重減やメタボ改善に役立つかもしれません!?
ビールの原料「ホップ」に秘密があるようです。

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ホップにはポリフェノールが豊富

アメリカのオレゴン州立大学の研究で、ビールに含まれるホップには、天然フラボノイドの「キサントフモール」が含まれており、高脂肪食が原因のメタボの症状を有意に改善して、体重増加も抑えられることがわかりました。

キサントフモールは、まだ聞きなれないかもしれませんが、お茶やニンニク、チョコレート、リンゴ、ブルーベリーなどに含まれる、他のフラボノイド類と同様に、以前から健康に有効であるとして、研究対象となっていました。

キサントフモールの健康効果とは?

研究では、高脂肪食(60%)で飼育した実験用のマウス48匹を3つのグループに分け、それぞれ【A】キサントフモールを与えないグループ、【B】キサントフモール30mg/㎏/日を与えたグループ、【C】キサントフモール60mg/㎏/日を与えたグループとし、12週間、経過を見ました。

その結果、【C】グループのマウスは、LDL-コレステロール(悪玉)が80%低下し、インスリン濃度が42%低下、炎症の原因となるインターロイキン(IL)-6濃度が78%も低下していることがわかりました。

実験前のマウスたちは、成長して体重が増加傾向で人間でいう肥満に近い状態でした。
また、実験中のマウスたちは、ほぼ同じ量のエサを食べていましたが、キサントフモールを摂取していた【B】と【C】のグループでは、体重増加が平均22%抑えられることがわかりました。

キサントフモールを摂取すると、体内で酸素消費量や代謝率を高めることができるので、その結果、体重減につながったようです。

まだ動物実験の段階ではありますが、この研究発表で、他に、肥満、高コレステロール、高血糖など、新たな治療法の可能性が出てくると、期待されているようです。
※参考:『生化学生物物理学アーカイブ』

マウスは人間と生体構造が大変似ているので、人間にもほぼ同じ作用が起こるのでは?
と期待されています。

キサントフモールが良くてもビールの飲みすぎには注意

キサントフモールは含有量が多いほど、ダイエット作用が見込めるのですが、これをビールだけで摂取するとかなりのビールを飲まなくてはいけません。
しかし、キサントフモールの少量摂取でも、体重減やメタボ予防につながっているようなので、成人男性なら体重70kgぐらいで350mlのビール(缶ビール1本)を目安に、くれぐれも飲みすぎないようにしましょう。
女性はどうしても男性より体重が低いので、調整していただくようにしましょう。

さいごに

ビールはホップに含まれるフラボノイドの1種「キサントフモール」にダイエット作用が期待できますが、飲みすぎるとアルコールによるカラダへのダメージが気になりますよね。
ノンアルコールビールにもホップは使われているので、適宜利用してみるのもいいでしょう。